最後の招く者(レギオン)
そんなわけで我慢できず一迅社文庫でなく、カオスレギオン05読みました。
ファンタジー小説で最高クラスじゃねとか。そしてゲームのノベライゼーション(とはちょっと違いますか、原作者だし)の中でも最高峰かと。
◇カオスレギオン ☆☆☆☆☆
あえて、作品全体としての総評ということで。もちろん、05単体でも☆五つですがっ!
今年の私選小説部門TOP5の中に入るのは確実かと(他はシュピーゲルととある飛空士への追憶と、あと何か)
ジークが、ノヴィアが、レオニスが、トールが、そしてドラクロワが、それぞれの役目に相応しい場所に、行くべき場所に、やるべきことをなすために向かって、収束していく。
まごうことなく、最終巻に相応しい群像っぷり。この人ほんとに天才だわ。
ところでついさっき、冲方スレの過去ログ漁ってみつけたこのレス
255 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/03(月) 23:38:46 id:iTp5i88K
今更カオレギ全巻読了した俺が断言する。
ウブコック作品で一番の萌えキャラはレティーシャ。
異論は認める。
異論ありません。レティーシャまじで可愛すぎる。登場した時は電波続きで結局ジーク一向に踏破されるんだろうなあ……なんて思いつつ、04にてふぉおおおおおなになにどういう展開ですかこれはと言わんばかりの萌えっぷり聖母っぷりにマジビックリ。コレは生存フラグなのか死亡フラグなのかと、もう生き残って欲しいやら、こないだ書いた妄想通に死んで欲しいのやらわからなくなったり。
そして05において、もう、完全に平伏。うわあ死なないでくれ頼む白ウブコック……! と冲方の良心に祈りながらわくわくびくびく読むのこと。
したらば、いつのまにか350ページ終わってやんの。
富士見にしては珍しい400項越えがばんばん出てたので物足りなささえ感じつつ、終わった……いや、そして無印カオスレギオンに続くのか……と感慨に耽ったり。
そう。北神には、まだやるべき二つのことがあるのです。
まず、ゲーム版「カオスレギオン」を再プレイしてみること。
間違いなく凄魔ギルトの印象が変わります。
そして、今一度小説版カオスレギオン無印を読むこと。
前者の方は、ちょっと始めてみたのですが、やっぱり声優の(というか、ほんとに本職声優なのかしらこの人ら)演技の酷さに爆笑しつつ、「このジークただのチンピラじゃね? ドラクロワも何かちげーよ」と不平不満が募ったり。
しかし、580円で買ったこのクソゲーも、小説のおかげで大分意味が違う、そして580円の価値はある作品になったのではないでしょうか。
でもアレですよね。580円って小説版カオスレギオンが新品で一冊買えますよね、絶版してますが。そっち買うほうが断然いいです。
ところで04において、ノヴィアの鳳化がやたら可愛かった件。でも一番はレティーシャ。
■
いい加減、無理矢理をどうにかすべきだと思います。
本題の前に三つ。
Twitterとやらがここ数ヶ月色々見るのへ、数行程度なんか垂れ流し、遊び心沸く何かなんぞ思いついたりしたら存外面白いかもしれんね、と自分も便乗してみた。
bloodcallにしようかと迷いましたが、まあこっちのが誰それ分かりやすいのでこれで。
次。
明日か明後日、上のリンクにあるようなことをしようかと。それも半日。そこらへんは明日か明後日にでも。
あー、月曜日の北神が信じる限界月曜日までに原稿の締め切りが一つあったんだった。
三年前のストックからちょちょぎって来たのですが、案が浮かんだ三年前からほんの一週間前まで全く揺らがなかった作品ですが、ある部分において、いざ書いてみるととんでもないことになったデス。
いやあ、この世界は生きてるかもしれんね。この手応えはちょっと初めて。
ともあれ、ここ一月でいいリハビリが出来ました。コトキはもうちっと待ってください姫様。
ああそうだ、この日記で言うの忘れてました。姫さんがシメてる「言之葉奇族」に参戦しました。カミカゼ隊員です。お国のためにがんばります。グンクツのこえも聞こえてくるようです。
なんにせよ、時期を見てHPに載っけます。
本題。
化物語 ☆☆☆☆☆
この作品のレビューを見ると、大体誰のでも以下のような感想を目にすることが出来ます。
いわく、「キャラクターの掛け合いが滅法面白い」と。
おいおい、褒めるとこそこだけかよ……そう考えていた時期が俺にもありました。
いや、最初はほんと、そうだと思ったんですよ。エンターテイメントしてるし、伏線や構成もよくできてると思います。
逆に言えば、それだけキャラの掛け合いが群を抜いて面白いことの裏返しでもあったり。
読んでて、「まあ☆三つ★か、☆四つくらいだな」と思ってたんです、二話までは。
多分そう思っていたのは、二話がどういうカラクリをしてるかを北神が初期で気付いちゃったからだと思うわけですが、第三話を読むと、実はこの作品が非常によく出来たものだと気付いたわけで。
伏線や構成のそれが、京極に近づいてるなあ、と。元々西尾は京極好きだったと思いますが、忍野メメという人物の在り方が、一見ちゃらんぽらんに見えて、その実、自分の決めたルールに非常に公正明大に殉じている。
煙に巻きながら、無駄一つないと思われるあたり、怪異を取り扱う繋がりで京極リスペクトみたいな感じ。
んでまあ、今作のヒロインである、戦場ヶ原ひたぎ。
暴君毒吐きなんです。ただ、どうしてだか某炎髪灼眼だったり某おっぱい虚無貴族だったりと違って、憎めないどころか、好きなのかもしれない……なんて思ったり。
原因の一つに主人公の性格が(いい悪いは置いといて)ある程度完成されてるのもあるんでしょう。突っ込みとか。
しかし、自分の中でその謎はこのセリフで解かれた確信があった。
「遠まわしな言い方ではわからなかったかしら? じゃあ具体的に言うわ。もしも阿良々木くんが下劣な本性を剥き出しにして私を強姦したら、私はどんな手段を行使してでも、あなたにボーイズラブな仕返しをしてみせるわ」
……引用部分を間違えました。いえ、このセリフも好きですが。というか、ひたぎさんの暴言大体好きですが。
「阿良々木くんみたいないかさない童貞野郎と話してくれる女の子なんて、精々私のようない気後れのメンヘル処女しかいないということよ!」
今回は引用部分を間違ってないです。
コレだ。この、自分が面白ければ、相手をバカにするためなら平気で自分を貶めるようなことでさえ言ってしまえる潔さ。
そして、その部分にリアルで鬼畜だとか詐欺師だとか言われる北神さんに深い共感とか、あと、「俺はこの娘をいてこましたいんだ、そしてもうとっくにひたぎさんにイカれてるんだ俺」と、そう思ったわけで。
しかし、ちょっと入れ替えるだけで面白くなる韻の似てる諺や慣用句多いなあ……と、西尾の言葉の遊び心に深く感心。
正直、興味はずっとあり、買うのを渋ってた理由の一つに、後期戯言の地の文の酷さがあって、ためらいもあったのですが、いやコレラノベ読む人なら全てに文句なしオススメられるんじゃないでしょうか。
この本を譲っていただいたべじさんに深く感謝――!
命の価値は
mixiの方ではちょくちょく日記に書いてたのですが、どうにもコッチでする話題かなあ、と転載を見送ってる内にこんな日に……
GW最後の日のお話。
GWも終わりになり、当たってたおうまさんの換金(配当460円で、この時点の総額-1040円)に行くついでというか本命として、ポン橋に行こうといった具合。
チャリに跨り、なにわ筋あたりで女の子二人が地面で戯れてるではありませんか。
最初、年齢がわからなかったので、小学校低学年くらいの女の子が地面で遊んでるか、駄々こねてるかのどっちかだと思ったのですが、反芻してみるとどうも様子がおかしい。
ちょっとヤバくないか?
そう思いUターン。案の定というか、女の子はヒーヒー荒い呼吸を繰り返してる。
自分はこの光景に見覚えがあり、あれは高校三年の時の国語表現の授業中に女子が突然苦しそうに荒々しく酸素の出し入れをしていまして……つまるところ、過呼吸に陥っていたわけで。
正直、別の症例とかだったら、自分に出来ることはないのでスルーしようと思ったんですが、過呼吸に関しては一度対応を見てるので、少しは何か出来るかもしれないと、暇な学生は思ったわけです。
自分がその女の子のそばに寄るのと同時、二人の女の子の友達らしき娘が袋を持って駆けてくる。状態を起こし、その袋を倒れてる女の子に当てて、呼吸を落ち着かせようとしてるわけですよ。
もうね、自分の出る幕ないくらい、適切な対応。しっかりちゃんは目の前にあったお店のバイターさんに「氷お願いします」と促し、なおも過呼吸ちゃんを励ます。
この時点でオロオロしてる役立たずな俺ですが、とりあえず過呼吸ちゃんを支え、貰った氷を首筋に当て、背中をさすったりぽんぽんと叩いたり。実際やってみて、意外としんどい作業なんですねこういうの、というのが素直な感想。
しかし過呼吸ちゃんの呼吸はなおもよくならず、正直、見てる方も辛くなる。
五月の初旬のクセに暑かったのが原因だろうと、氷で首を冷やし、タオルなどで扇ぎやりつつ、過呼吸ちゃんに付き添ってた娘(煮え切らない娘だったので、ウフコックちゃんと呼ぼう)が携帯で過呼吸ちゃんの自宅へ連絡。
その後、呼吸が落ち着いてきたこともあり、目の前のお店の配慮で過呼吸ちゃんを店内へ。しっかりちゃんと二人がかりで運んだんですが、その、女の子にこういう言い方は失礼なんですが、重かった。
彼女の体型は、歳相応で、スレンダーといっても悪くはないくらいなのですが、そして自分のもやしにも自覚はありますが、自分で支えることを無くすと人は重くなるのかなあ、と実感。
店の奥へやり、気道を確保する形で寝かせ、好意してもらったうちわで過呼吸ちゃんがちゃんと呼吸してるか確かめつつ扇ぐ。
目が薄開きで、意識がもうろうとしてるのが一目で分かり、呼吸もひどく浅い。
お店の人が心配して、「救急車呼ぶ?」と何度か言っていたのですが、二人はどうも煮え切らない。
訊くところによると、過呼吸ちゃんはよく過呼吸を起こすそうで。普段は保険医や部活の顧問が対処してすぐに納まるそうですが、今回はそうはいかず。
でも、「救急車を呼ぶほどのことでもないだろう」とも思っていたんだと思います。
しかし、どのくらいが大丈夫で、どのくらいがマズいのかなんて、僕らには分からず。親御さんも来るそうなのですが、この娘たち、住んでる場所が吹田だそうで、しかも電車で来るとかで一時間かかる。その上親御さんが携帯を持っていないとか。
しかし、お店側としても居座られると迷惑なことになる可能性があるんですよね。
これは想像ですが、過呼吸ちゃんの親が最近出現したモンスターペアレントという珍種だった場合、もしものことがあり、その時点で救急車を呼んでなかったら、お店にソンガイバイショーがどうとか難癖つけられる可能性があるわけで。
まあ考えすぎかもしれませんし、部外者なのでアレですが、もうここまで来たらある程度キリのいいとこまで付き合おうと、意見を出す北神。
・親御さんは携帯を持っておらず、なんば駅でウフコックちゃんかしっかりちゃんと合流する予定
・病院の搬送先などなど
とりあえず、ウェイターをしめるのはこんなものだと思うので、救急車を呼んでもらって、片方がなんば駅で待機、もう片方が付いていったらいいじゃない。やはり煮え切らない二人ですが、もう埒が明かないので呼ぶことに。
……で、結局しっかりちゃんが過呼吸ちゃんに付いていき、ウフコックちゃんがなんば駅に行くことに。
ところがウフコックちゃんはなんば駅の場所があまりよくわからないらしく、どうせほとんど通り道みたいなものなので送ることに。
話をぽつぽつと訊くところによると、彼女らはバレー部に所属していて、大阪府立体育館で行われていたバレーの試合かなんかを見に来ていたらしい。
また、過呼吸ちゃんはバレーで練習がキツくなったりすると、たびたび過呼吸になっていたとか。そのたびに顧問の先生が対処してくれたそうですが、しっかりちゃんの対応といい、自分に対する受け答えの丁寧さ加減といい、顧問の先生の指導は中々のものじゃないかと思ったり。
で、年齢確認してみると中学二年生でした。ウチの妹が今年高校に入学したのですが、あの珍獣みたいな不機嫌語彙なしが異次元人みたいなのに、こっちの、さらにわけわからなそうなゆとりちゃんのが話が通じるのはいかがなものかと思いつつ。
そんなこんなでなんば駅に送ってさよならし、ポン橋へ向かうのでした。
WINS難波店、お休みにて換金できず。ポン橋で一冊プラスCD一枚買いました。
( ゚д゚ ) ポカーン
ディアボロの大冒険プレイ中はよくあることですよ。
でも、コレは酷い仕打ち。
レクイエム素寒貧プレイを慣行すべく、シアーハートアタックを瓶詰めにすること約10体。一部を五冊に二部を三冊。大きいカエルを六匹ほどドーピングし、シャボン玉の中にハーミットパープル+1なんぞ忍ばせて、初期レベル11、HP90スタートというドーピング。
序盤にフラッシュチャリオッツとザフールが出ておいしいのうwwwwwおいしいのうwwwwwと、もはや負ける要素がねえといった塩梅で順調に進めていったのです。
序盤でDIOの骨もゲットして、クラフトワーク、ゴールドエクスペリエンスとシャボンゲットしたハミパを合成して、更に負ける要素を少なくしたのに……
二十一階に出現したモンスターハウス。いや、それなら普通に踏破してみせますよ。
問題はプッチ神父に防御ディスク取られて、体制立て直すために脊椎でワープ。したらば康一にエコーズACT3で鈍足にさせられボコられて終了とか……
あの時は異常に運が良かったので、チャリオッツが二つ手に入ったのに……そして初チャリオッツなので、自分の主力であるスタプラには二階攻撃が付いてない(´;ω;`)ブワッ
まあ、スタプラ+50とGER+60とシンデレラ+10が亀の中にあったので、萎えてしばらくプレイしねー、というコンディションには陥っていませんが、いっそそうなった方が読書にまわす時間が増えるような……とか。
◇クララのバカ! いくじなし!
ハイジの姉貴かっこよすぎ。
そして何気にコメント欄もクオリティ高いのである。
あー、中古価格が1000円切るくらいまで待ってようと思ったら先にアニメ化されてしまった……
いや、一冊1500円オーバーで上下巻はキツイです(´・ω・`)
なんというか、オタとして「アニメ化されたから原作に手を出した」的にわかクオリチーっぽいレッテルに無意識に恐怖。早く買っとけば……とか思う偏狭なのでした。
コレを読まなきゃ、傷物語も読まん! と心に決めてるので、買おうとは思うのですが、また中古価格でもあがるかしら……(でも今でも1260円とかだしなあ)
おおっ、貞子画像は結構前から探してたのでこれは僥倖。
フライハイ・アンド・ファイト――沸騰せんばかりの熱さで駆け抜ける妖精たち
ネタバレ注意
◇スプライトシュピーゲル4 テンペスト ★★★★★★★★★★★★
数が合わないのは気にしたら負け。それくらい圧巻。
マルドゥック・スクランブルのカジノ+マルドゥック・ヴェロシティを連想させる、とんでもない傑作。個人的にものすんごいご馳走でした。
ドラマガに連載された中篇について。
……とうま、という名前はアレですか。そういう呪いが掛かってるんですか、その血族まで?
俺、とうまって名前で生まれてたら人生変わったかな……?
また、もう乙のことをアリスとしか呼べなくなるんじゃね? 現象が発生。さながら、エレンをアインと呼べなくなるファントムファンと同じ現象かと思われます!
テンペスト。
MSSの特甲児童が保護する証人ら六人と、ミリオポリス最強と言っても過言ではない、ヘルガ長官に対してのみ能力値ゼロだが平常時は攻撃力防御力精神力最強のニナさん、9mm拳銃をチラつかせて妹分を恐喝する絨毯爆撃娘鳳、その場のノリで楽して生きたいオレ坊主アリスに、自分の殻に閉じこもってぶんぶん黄色いのとかよく電波吐く雛の面々がプレイするTRPG、世界統一ゲーム。
歴史の必然か、今後世界で起きるかもしれない、あるいは起きている事態を引き起こし、それに翻弄されるMSS。
相手は海千山千の苦難を乗り越えほとんど不動といった地位や名誉を築いた豪傑ばかり。冷静に沈着に、まるでMSSに諭すように出来ることとしないことをロールする証人達が実にいい。
善意で行った政策に必要ないほど発展している超大国の自国こそ潤ったものの、一方で本来支援したかった貧困国の多くを破綻させ、偽善どころか世界の悪として批判を浴び、それに意気消沈する鳳。
出来ることが殆どないまま、自国を養う最善を行い結果としてこのゲームを最も荒れさせることとなった雛。
あのニナさんでさえ、普段のペースを崩されまくり渋面作ってゲームに熱中していく様は全国のニナさんファン的には必読。
アリスは……結構自分勝手にプレイしてた感じはしますが、初手に行ったことこそ、このゲームを荒れる気配をムンムンに、その上コレがあったからこそという部分もあって。一巻におけるアリスだったら間違いなくゲームオーバーになっていただろうと思うとその成長の一端が見られたのは嬉しい限り。
絶望に絶望をべき乗して地獄の艱難を味わった上、最悪の平和を体現しつつも水管理法の撤廃に持ち込んだ時など、自分もMSSの面々と一緒に感動してしまった。
本当に、上手い。ニクい。冲方はこういう心理が絡むゲーム描かせたら超一流だと改めて再認。ほんと、なんでゲームやアニメのシナリオになると微妙な評価を得るのかしら、と思ったり。このあたりは時間などの制約が冲方の才能を十二分に発揮できる環境じゃないのかな、とか。
TRPG後もヴェロシティを思わせる、感情移入させまくった愛すべきキャラクターをいとも簡単に殺していくあたりほんと鬼だわ。また、ハロルドと鳳の操作ペアはフライトとボイルドの師弟関係なんかを思い出してニヤニヤ。こっちのハロルドはフライトのヘタレイメージと違ってガチすぎ、また鳳が適度に青臭いので新鮮味があり実に楽しく読める。ちなみに自分のハロルドのビジュアルイメージはゼロ少佐だったり。なんでだ。
ラストの猋組との隊員交換もあまりの沸騰っぷりに思わず読了後に世界統一ゲームとこのシーンの読み返しをしてしまったり。鳳と涼月の掛け合いも実にいい。
アリスのレベル3開放に至る暴走のプロセスはラムさんも言ってましたが、非常に秀逸すぎる。奈須は「こんなことがあったならこういう狂い方もあるかもしれない」と、超現実的に人を陥れていく狂わせ方をさせるのですが、冲方もある意味それに近いタイプだよなあ、とか思ったり。雛を攻撃しそうになって、
「オレ……ナマクラだ……」
のセリフも揺さぶられるものがある。正直、冲方は乙アリスを日向とばっかり絡ませててモリサンのこと忘れたんじゃね? と心配してましたが、ワザモノとナマクラがここにきてまだ活かされてることに安心とともにぐっときた。
あともう日向は作中ですごい勢いで死亡フラグた立ってる気がする。あと、特甲児童だと雛。悲しいくらいあっさり死にそうで怖い。そういうのを平気で仕掛けてくるから冲方はやめられん。
ともあれ、評価は文句なしで今年一番です。
ところで、冲方の今年の予定欄に「シュピーゲルは今年で第一部完、第二部ヨーイドン」と書かれてあったわけですが、あれ? あとがきを見ると「あと五巻・六巻で完結」とか書かれてますよ? コレはあれですね? 五巻・六巻が上中下巻構成ですか? それとも一冊につき終わクロ七巻並の厚さで? 六巻で(第一部)完結? そう取りますよ? ……取らせてくださいってばあ。
もっと続けて、テロ起こしまくってミリオポリス壊滅してもいいから続けないかな……
はあ、しかしオイレンと合わせてあと五冊しか読めないと考えるか、まだ五冊も読めると考えるべきか……
ともあれ、合わせて12冊だと考えればキリがいいなら本当に楽しめた部類なんだろうなあ、と思いつつも、冲方が定期的に読める機会が少なくなる未来を心底残念に思ったり。
スプライトシュピーゲルIV テンペスト (富士見ファンタジア文庫 136-11)
(2008/04/19)
冲方 丁
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基本情報とスプライト感想の前に
自分用メモと自戒とか込めて。
先日の日曜日に基本情報の試験があったとか。
訊くところによると、基本情報の合格率は二割程度……なのですが、3Dゲー開発会社に就職を旨として専門学校に通っているツレ曰く、そういった情報関係の専門学校は一人でも多く基本情報の資格を与えて次期の生徒を呼び込むためのキャッチコピーにするために、生徒全員に基本情報の試験を受けさせるそうな。
無論、その中には受ける気もなく申し込ませられる生徒も少なくなく、中身は言うまでもなく惨敗。
―――故に、この合格率二割というのは当てにならないそうで、実際問題、しかるべき勉強をすれば比較的取れる資格だとかなんとか。
まあ、これをいったやつは基本的に結構はすにかまえたモノの見方ばっかりする偏執的な人間なので、それを訊いた時は話半分に聞いていたわけで。
んでもって昨日のまわりの日記を見てみると、北神のマイミクさんの中で二人、そしてブログ友達の一人――こちらは試験とだけ書いてましたが、十中八九該当するかと――の合計三人が受けたそうで。
そして、その中で少なくともお二人は勉強範囲と自称と自虐から取るに「受からないのが分かってたけど受けた人」だったり。
その中で少なくとも一人はその上で「得るものはあった」と称していたりするのは余談です。
不謹慎というかアレですが、こういう実例を自分の周りでみせられると、ヤツの言ったこともあながち法螺ではないんだなあ、と。
で、何がいいたいかというと、合格率を気負わずに頑張れば取れる資格である、という再確認。
……で、こっからは自分の指針。
自分も在学中に基本情報の資格は取ろうと思っていたので、まずは過去問を買ってみようかと。どうも過去問から結構出題されているらしいです。
北神のこの一年は出来るだけ苦労を買ってでも手に入れよう、という趣旨でいきたく。……まあ、どうせすぐに破綻するんですよこの口だけ星人は。ただ、その口だけでいられる間だけでもちょっとやっておくと、後で切羽詰まってやらざるを得なくなった際にきっと役に立つと信じてスタートだけでもダッシュしよう、という計画。
マラソンでいうなら、最初に先頭集団に躍り出てすぐさま息切れ。ラストでしんどい思いしつつも、最初のほうで距離を稼いでいた分だけちょっと楽、みたいな。
リアルのマラソンだったら自分は馬で言うと先行タイプだったのですが、まあ土俵が違えば上手くいかないのです。
こっからは趣味の話題。
スプライトシュピーゲル四巻を読んでるわけですが……これは、シャレにならん。
ドラマガで前後編で連載された冬真と鳳のデートって長編だったら収録されないんじゃないの? ってことは短編集で五巻収録? と思っていたのが冒頭で収録されていて良かった良かった。
んでもって、本編。
自分はまだ中盤に差し掛かったところかな? というところなのですが……えーと、すみません、この序盤は多分作中一番の盛り上がりなんじゃないでしょうか?
というか、中盤以降これ以上の盛り上がりを魅せるとなると、もう本当に冲方を唯一神と崇める以外の選択肢がないのですが。
以前、両シュピーゲル―――とりわけスプライト側の三巻の感想において自分は、
> 更に言うなら、これだけ大きなことをやってのけたのに、スプライトのラストの展開を持って、
>「ますます面白くなってきた……!!」
> と思わせる期待のさせ方がニクい。
と書いています。そして、それを本当に実現しつつ、さらに軽く上回るんじゃないか? もう想像の範疇外の特大モノの!
と。そういった期待さえ持たせるあたり、まじパねえです。
明日か、明後日には読み終わると思うので、優先して感想を書きますが、いやもうこの時点で☆五つをあげたいくらい、素晴らしい。
二巻までは本当にオイレン>スプライトだったのに、三巻、そして四巻に入るに辺り、どんどんスプライトのが好きになっていく自分がいる。本当に傑作です。是非オイレン、スプライト両作品に触れて欲しい。その思いのたけを近日ぶちまけたいかと。
絶チルと黄昏色の詠使いと皐月賞と雑事
なぜか『プロデューサーと』とタイトルにつけそうになったり。しおさんの影響だわ……
しかし、毎回タイトルがテキトー直球なのはどげんかせんといかんような気がしなくもなく。何か『縛り』が欲しいですね。
そしていうまでもありませんが、北神さんは当分アイドルも英雄もプロデュースする気はありませんよ? かくいうry
とりあえず。
絶対可憐チルドレン三話視聴。次はようやっとナオミの出番ですよっ!
バックボーンをどんどん出してってる印象ですな。まあ不二子ちゃんの出番はまだもうちょっと先になりそうですが。しかし、そう考えると伊九号の前に賢木を出したのは正解だったのかなあ、とか思ったり。いやまあ出さなければいいんですが、それでもなあ、と。ともあれ序盤から賑やかになるのはいいことでもあり……ところで来週のナオミはどれくらい脱ぎますかね? 是非深夜34時クオリティを見せて欲しい。
黄昏色の詠使い読了。
◇黄昏色の詠使い? ☆☆☆☆★
書き下ろしの白奏『花園に一番近い場所』が素晴らしすぎた件。 いや、この作品は基本的にシリアスなのでうじうじ鬱々して暗くなりがちな作風だったので、こういう全力でギャグに走った作品は嬉しい。
そしてカインツが本当にただのイブマリーちゅきちゅきだいちゅきな半ストーカー野郎と化したのはあまりにもひどいw(褒め言葉)
というか、この人ギャグもイけんだなあ、と。いや、本当に面白かった。
そして言うまでもなく虹奏『また逢うまでの夜想曲(ノクターン)』はもうね。あああイブマリーかわっ、可愛いよイブマリーッッ!! ツンデレというか素直じゃないクールというか、とにかく可愛すぎて俺発狂。イブマリーはカインツの嫁でいいよほんと。
青奏『アマデウスを越えしもの』も相俟ってイブマリーの魅力増大です。あのイブマリーが××をもって……ああっ! ギャグとしてみても、それなりに面白かったかなあ、と。そんなこって六巻はアーマ株もあがったり。
そして皐月賞。
6-1-9の順番。枠だと3-1-5ですな。
……6番が逃げ切らなかったら勝てたんだけどなあ……(古今東西全国の競馬ファンが何億と漏らしたであろうセリフをいっちょまえに貴様……
いや、圧倒的な逃げだった。何あの昨日shanaさんに薦めてもらったウマドルのデビュー戦くらいの圧勝?
五口がパアです。G1の季節になったら、自分がどれだけの戦績を残したか記録してみようかしら。そんなこって、現在の戦績として-500円と記録。負ければ負けるほど戒めになればいいなあ、とか思いつつ。次は……えーと、天皇賞(春)?(ぐぐった)
まってろ次回!(覚えてたら)
また、今日は雑事など色々。
まずはチャリンコのカゴ。買って一年程度なのですが、あまりにぶっさいくにひん曲がっていて塗装もひどいので交換。はずすためにドライバーでぐりぐりやってたのですが、どうもスカる。
あっちゃあ、ネジがバカになったか……?
と、鉄粉をどかして状態を見ようと親指を当てたのがマズかった。いや、キレイに真一文字ですわ。惚れ惚れする切れ味。堪忍してつかぁさい。昨日、階段からコケて左手人差し指を強打した際に紫の痣がまだ酷いってのに……ここ数日ツイてないです(´・ω・`)
仕方がないので、ネジ部分を固定してボルトをバールのようなもので凶げる。狂狂(くるくる)狂狂(くるくる)……二つのパロネタを合わせるのはどうかと思います。いや、どっちも好きなんですがね?
しっかし、あらためて思う。
プラスドライバーの使えなさは異常。ネジがバカになったので固定する際もプラスドライバーだとかくんかくんいいながらネジを固定しきれずに空回りさせやがる。いや、小学校の頃にミニ四駆作って遊んでた時から思ってましたが、マイナスドライバー様々ですわ。
時間をかけてようやっと外し終える。
次に新しいかごの設置ですが……はて、アレ? かごが大き……すぎ、る……?
これは思わぬ誤算です。どどどどうしよう……とか焦りつつも実力行使。グギギと無理やり動かし、どうにか設置できる体制に。あとは再び狂狂(くるくる)捻る。赤と緑の螺旋が綺麗です。
そんなわけで現在に至る。ここ数日はディアボロの大冒険をプレイしてみたり。
コレも定期的にハマりますね。ホテルの外をクリアして、エコーズを防御に据えつつ主力で使えるスタンドを探す作業を数回……エコーズのレベルが、レクイエムの迷宮で20Fくらいまで行ける程度育ってから逝ってみたところ、ウェザーリポートが出てきて、チリペッパーと共鳴。なんどか脱出なんかを繰り返すとスタープラチナ出て歓喜。早く戻らねば……と思いつつも、もうちょっとだけ……といったところが現在です。
ホテルに戻ってカメの中に補完されてる第三部のコミックでスタプラ強化して俺TUEEEEEEEしたいです。