最後の招く者(レギオン)

 そんなわけで我慢できず一迅社文庫でなく、カオスレギオン05読みました。
 ファンタジー小説で最高クラスじゃねとか。そしてゲームのノベライゼーション(とはちょっと違いますか、原作者だし)の中でも最高峰かと。

 ◇カオスレギオン ☆☆☆☆☆

 あえて、作品全体としての総評ということで。もちろん、05単体でも☆五つですがっ!
 今年の私選小説部門TOP5の中に入るのは確実かと(他はシュピーゲルとある飛空士への追憶と、あと何か)
 ジークが、ノヴィアが、レオニスが、トールが、そしてドラクロワが、それぞれの役目に相応しい場所に、行くべき場所に、やるべきことをなすために向かって、収束していく。
 まごうことなく、最終巻に相応しい群像っぷり。この人ほんとに天才だわ。


 ところでついさっき、冲方スレの過去ログ漁ってみつけたこのレス

255 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/12/03(月) 23:38:46 id:iTp5i88K
今更カオレギ全巻読了した俺が断言する。
ウブコック作品で一番の萌えキャラはレティーシャ。
異論は認める。

 異論ありません。レティーシャまじで可愛すぎる。登場した時は電波続きで結局ジーク一向に踏破されるんだろうなあ……なんて思いつつ、04にてふぉおおおおおなになにどういう展開ですかこれはと言わんばかりの萌えっぷり聖母っぷりにマジビックリ。コレは生存フラグなのか死亡フラグなのかと、もう生き残って欲しいやら、こないだ書いた妄想通に死んで欲しいのやらわからなくなったり。
 そして05において、もう、完全に平伏。うわあ死なないでくれ頼む白ウブコック……! と冲方の良心に祈りながらわくわくびくびく読むのこと。
 したらば、いつのまにか350ページ終わってやんの。
 富士見にしては珍しい400項越えがばんばん出てたので物足りなささえ感じつつ、終わった……いや、そして無印カオスレギオンに続くのか……と感慨に耽ったり。

 そう。北神には、まだやるべき二つのことがあるのです。
 まず、ゲーム版「カオスレギオン」を再プレイしてみること。
 間違いなく凄魔ギルトの印象が変わります。
 そして、今一度小説版カオスレギオン無印を読むこと。

 前者の方は、ちょっと始めてみたのですが、やっぱり声優の(というか、ほんとに本職声優なのかしらこの人ら)演技の酷さに爆笑しつつ、「このジークただのチンピラじゃね? ドラクロワも何かちげーよ」と不平不満が募ったり。
 しかし、580円で買ったこのクソゲーも、小説のおかげで大分意味が違う、そして580円の価値はある作品になったのではないでしょうか。
 でもアレですよね。580円って小説版カオスレギオンが新品で一冊買えますよね、絶版してますが。そっち買うほうが断然いいです。

 ところで04において、ノヴィアの鳳化がやたら可愛かった件。でも一番はレティーシャ。