コミケ告知

[管理・報告]
 そんなわけでいつの間にか明日になっていたでござるの巻
 新刊「雀牌戦争」
 
 A5サイズ24P頒布価格200円です。
 既刊「赤なき世界」も大量に余っております。前回同様400円。
 C75版「赤なき世界」をお持ちの方は、ソイツを持ってきていただければ、今頒布している「赤なき世界」を差し上げます。
 違いはといえば、八枚程度の掌編「褪せなき世界」が新規に収録されています。ウェイバーとイスカンダルのお話です。
 また、東ア21a「テリオット」にも10部ほど「赤なき世界」を委託頒布させてもらうので、交換希望の方はこちらを利用するのも手かも。
 今回、配置が西っていう難点が痛いですね。東が良かったなぁ。

 あと、新刊と既刊をセット価格で500円にします。
 600円だと、千円出された時のお釣りが足りなくなる可能性が濃厚ですし。
 開幕前後はとある事情でいません。
 また、昼以降も東に挨拶に行っている可能性があるのでいないかも。
 会場内の寒さにもよりますが、真っ黄色のピクルTシャツを身に着けたメガネがいたらそれが俺です。
 大晦日は西か26b「BLOOD CALL」で北神と握手!

取り急ぎ

 こみトレ出ます
 はい、日付の上では本日です。申し訳ございません。

 M27bテリオットに委託で「赤なき世界」を頒布します。

 コチラは冬コミ版「赤なき世界」のあとがきで告知した通り、掌編『褪せなき世界』を収録し、印刷会社ポプルスさんで刷ったものとなっております。
 ので、冬コミ版よっか印刷が鮮明になっていると思われます。少なくともモノクロ挿絵はそうでした。

 で。

 コチラもあとがきに書いた通り、冬コミ版をお持ち頂いた方には無償で差し上げますので、交換だけでもお気軽にお立ち寄りいただけると幸いです。

 テリオットの方ですが、コチラは自分も所属している身内のサークルとなっております。
 内容としましては、リトバス同人で、マンガ一本、小説二本、そして四コマという構成でお届け。
 82Pなのですが、頒布価格は500円と大変リーズナブルです。
 北神は四コマをかきました(ち ょ っ と ま て )
 まぁ、その内ネットで公開しようと思います。というか、続きもかくんじゃないかと! このご時世、多才をアピールしていかねばならんのです。
 まぁ、明らかにアレな内容でアレな絵ですが。

 そんなこんなでインテで北神と握手!

*[管理・報告]2008年総評2009年抱負
  さて、2008年も色々ありました。
 この一年を振り返り、一言で表すとすれば、それは「出会い」だったんじゃないかなあ……と。
 今年四月、暇な時間が出来たので姫さんの「言之葉奇族」に参加(そういや姫さん、HP再開というか活動再開とかはいつですかー?)し言村さんと知り合う。
 創作系の部活(AoC部、麻雀部になってる気がしなくもない)に入り、猫又、ACME、YuGu、華星雲から鳥乃巣や純くらさんなどとの交流を深める。
 夏コミにて「未来福音」を買う際に「東方地霊殿」片手に最後尾をスタッフに訊いていたイリアスさんと出会う。
 夏が終わり、帰省したほとんど直後に言村さんが回廊オフとして大阪に入国。その際に秋山真琴さんとも初顔合わせ。
 冬コミに受かったことで、同人誌作成。その際に絵師として銀子さんのピクシブ絵にほれ込みコンタクト。二週間ほど前に神戸は冬木の舞台めぐりしつつ顔合わせ。
 冬コミでは型月列で並ぶ際、三日目評論系で参加していたテツさんと談笑しつつ、今年最後のサプライズな邂逅も待ち受けていた(誰かはコミケレポを参照に)。

 ここまで、全部創作に関わってる人なんですよね。
(ウチの部活の連中はあんまりですが)みなさんとの出会いや、それを通じて知ったものというのは、本当にいい刺激になったと思います。

 出会いというのは人だけでなく、例えば作品ですと、
冲方つながりで「蒼穹のファフナー」一気視聴
・「コードギアス 反逆のルルーシュ」一期を一日で視聴。数日かけてR2も全部(ちょうど最終回前後の時期だった)
・ジャンプ新連載で「トリコ」「ぬらりひょんの孫」「バクマン」がヒット。ハンターも2008年は何気に20回連載されており、実は三週に一週は掲載されてるペースになるわけです(この作品に関してはその数え方をするのは非常に間違いな気がしますが)
・「劇場版空の境界」も大阪では2008年公開。夏コミでは「未来福音」も頒布され、大いに盛り上がりました。
・現在プレイ中のペルソナ4にしてもというか、ペルソナ自体が今年初の出会い。夏からではあるのですが、冬には雪子とりせちー同人を買い込みました。
・小説ですと「とある飛空士への追憶」や、月間杉井光で新シリーズが三つ。完結が一つ、そして続刊? が一つと恐ろしい動きを。というか、六ヶ月連続刊行、一ヶ月おいて四ヶ月連続確定(三月以降は未定)って化け物か。また、ここ二三ヶ月の話ですが日本SFにハマっています。伊藤計劃とか、小川一水とか。円城塔野尻抱介にも手を出したい。とりあえず伊藤計劃の「ハーモニー」を読了してから。あと東京遠征一日前に購入したマリみて「ハローグッバイ」も読書的には最優先。サイン会にもバッチリ行きます。その翌日は成人式ですよ。アホかと。

 とりあえず、こんなものでしょうか。
「出会い」ではなくとも、ヘルシング堂々完結。さよならピアノソナタ完結。皇国の守護者完結と色々惜しいものが終わってしまいました。
 去年は抜けてしまいましたが、恒例的にランキングめいたものでもやってみましょうか。

 2008年アニメベスト3
一位 空の境界
二位 コードギアス 反逆のルルーシュ
三位 かんなぎ

 今年はそこそこ観た気がしますが、ここ三年ほどアニメを観る習慣が微妙に失われてる気がします。というか、深夜の時間はパソコン使う時間に比重を置いているというか。
 そんな中でも取り分けー、といったモノを。他にもファフナーブラクラなどがあるわけですが、ありゃ「今年初出」じゃないよなあ、と。このシリーズは毎回、なるべく今年初モノを選びたい、と思っているので。
 あー、でも『攻殻機動隊』は二位に入れたい。繰り下げでもいいっ。かんなぎ落ちるけど。
 個別に。

 一位、らっきょ。
 いやあ、本当に良かったです。トレカの裏にしろ、『アニメスタッフが本気の愛を込めた』というのがこれ以上に伝わってくる作品というのを、俺は知りません。
二回以上劇場に観に行く、という経験を初めてしました。十一月頭にあった時系列公開にもわざわざ行ったからなあ。
 ちなみにあの時の質問コーナーで「六章の尺はどれくらいでしょう?」と質問したのは俺だったりします。
 その六章についての感想はコミケレポの方に。

二位、ルル山さん。
 オリジナルアニメで、もうウン十人と魅力的なキャラクターが動き回り、毎回毎回、視聴者を飽きさせないテンポと大きく揺れ動く展開でずっと楽しませてくれた作品だったと思います。
 あのラストの展開。わかっちゃいるのですが、やはり何度観ても目頭から熱いものが。
 ルル山の思惑通り、確かに世界は一時的に平和へと向かいました。
 ルル山は最善の方法を選んだとは思います。ですが、それは果たして最良であったのか。
 自分は、ノーなんですよね。
 たとえどんなに冴えたやり方であろうと、誰かの犠牲の上に成り立った平和は本当の平和なんかじゃない。
 あの世界の人間には一部しか分かってないことでも、われわれ視聴者はルル山の真意を知っている。
 アレは権力に溺れた王が正義の味方に殺されて世界に平和が戻ったハッピーエンド……なんていう三文芝居だということを。
 それは手っ取り早いかもしれないけれど、しかし一番冴えないやり方なんだと、俺は思うわけで。
 そんな中、このウェブ漫画はかなり好きなIF最終回だったりします。

R.R.-Rebellion&Requiem-

 あと、24話のコレも好き。

「お兄様は悪魔ですっ!」

 バカすぎるwww

 三位
 かんなぎ
 コレも短いながら毎回楽しく観れたんじゃあないかと。
 まだ最終回を観れてませんが、色々と小ネタを仕込みつつ、活き活きとしていた印象。

 番外編
 攻殻機動隊SAC
 もっと早くに観ておけば良かった……!
 何この面白い作品……! 四期は!? 四期やらないの!? もう、観れ。観れとしか!

 あと、喰霊も面白かったそうで。
 自分はマンガの一巻を初版で買い、二巻も初版で買って「なんか伸びしろがないなー」とそこで購入を止めたのですが、アニメの方は色々凄かったそうで。
 クッソー、その内観れる機会を作って観たいと思います。

2008年ゲームベスト3

一位 メタルギアソリッド
一位 428〜封鎖された渋谷で〜
三位 うたわれるもの〜散り行くものへの子守唄〜

 ゲームとしてはプレイしてる数が少ない。エロゲ含めると、リトバスEXが三位に入るあたりで、四位にコンチェルトノートかしら。
 まだプレイ途中ですが、それでも四位に食い込む楽しさがあるペルソナ4も素晴らしい。
 そういや、リメイクスターオーシャンをプレイしたのも今年だったなあ……。結局、低レベルクリアとか含めて三週はしたけど、正直あんまり面白くなかった。2はやっぱり面白かった。けど、ありゃ移植なんで除外。六年前に戻ってください。

 一位、MGS。
 映画のようなゲーム、という触れ込みに、FFのようなムービーゲーなら最初から映像で出せばいいのに……とか思っていた時期が俺にもありました。
 が、実際プレイしてみると、もう「売れない理由が分からない」くらい、作りこみがすごかった。特に3。あのラストは卑怯なほどの感動。
 今年発売された4も、あれだけの伏線をすべて回収しきり、堂々と大団円をもたらしました。ゲームにおいて、らっきょ映画と同様「愛の篭もった本気作品」という意味ではトップに飾れると思います。
 オールタイムベストゲームとしても十指に入る一品です。

 一位、428。
 同率。テキストゲーなのに、コレというのはもう「街」からの信仰心と思われるやもですが、もうそれ無視にしても素晴らしい。
 詳しい感想はmixiの428感想エントリとか参照していただければ。ネタバレは極力排してます。
 いやあ、さすがチュンソフト。CANAANも冬コミで買った先行PVとか観てみなぎって来ました。まだまだ頑張って欲しいですし、チュンは完全新作でもコイツの続編でも、とりあえず「サウンドノベル」を続けていって欲しいなあ、と思う次第。
 でもできればwiiはカンベンな!

 三位、うたわれ。
 自分はラジオから入ったクチですが、ゲームパートがヌルかったり、しかしラストのみゆきちアルルゥの演技の卑怯さといい、色々と楽しませてもらった作品だったと思います。

2008年小説ベスト5
一位 シュピーゲルシリーズ
一位 カオスレギオン
一位 未来福音
四位 とある飛空士への追憶
四位 さよならピアノソナタ
四位 化物語シリーズ

 ごめん、決めきれない……!
 順位をつけるのもおこがましいくらい、好きで好きでたまらない作品と、そこまでは及ばないものの、大っ好きな作品。
 列挙したらこうなった。

 一位。シュピーゲルシリーズ
 どっちか、と問われたら勿論スプライト、と答えます。
 それくらい、四巻は最高だった。単体であれば今年一番の一冊。
去年度分を書いてませんが、2007年小説ベストでは三位の作品でした。一位は同率でFate/Zeroとマルドゥックシリーズ。そりゃ勝てんわ。
 世界統一ゲームも、ヴェロシティを思わせる加速っぷりも、本当に熱い作品でした。
 今年はメディアミックスから装い新たに最終章だとかが待ってるそうです。
 ……終わるのかあ、と思いつつ、マダーと首を長くして待ってる作品。まぁ、冲方分は12月から六ヶ月連続で「野性時代」に連載があるので、飢えることはないでしょう。
 ヒロイックエイジもまだ観てませんし、箱○を買ったらあのカルドセプトを購入するので、その後にMF文庫の冲方カルドセプトを読みますし、何気に「黒の季節」も読了してない。
 というか、そろそろマルドゥックも再読したい。そのマルドゥックも最終章が今年発売されるそうですし、その前に復習として読もうと画策。

 一位、カオスレギオン
 ゲームの方はもう580円とかで買えるショップもユーザーも認めるクソゲーですが、小説版は神でございます。
 とくに02。05も捨てがたいのですが、02の民族大移動はあまりに素晴らしい。
笛零の生前イスカンダルが率いて遠征していたのが、イスカンダルに惹かれた兵士ではなく難民であったのなら、こういう話になってたんじゃないか、という微妙に嘘入った文句を言ってみたら、何人かは惹かれて買っちゃえばいい。
 ともかく、自分が今まで読んできたファンタジー小説の中では文句なしに一番です。
 というか、ファンタジーでこんなことができるのかあ……! と感動と驚愕を同時に味わった作品。
 主人公であるジークは冷静に見るとかなり中二入ってるのですが、それをあまり感じさせない、しかし超然とした格好よさがまたいいんだコレが!
まぁそんなこんなで中二というキーワードに無条件で煽る人にはオススメられないまでも、およそ万人に近くオススメられる作品。無印はゲームのノベライゼーション+αなので最後に回して0から読むのもありですが、とにもかくにも最初を越えれば後はガチの連続です。特に02以降。

 一位、未来福音
 終盤のあの表現は「空の境界」でしかできない、大変恐ろしい小説の境地を見ました。
 一方で、アレ、もしアニメでやろうと思ったら不可能ではないんだよな。
 序盤であの映像を流す。
 終盤で、あの映像部分から『ああ』なって、ガラスがパリィンと割れる演出とかかましつつ、驚愕する爆弾魔に「未来は不確定だから無敵なんだ〜〜」を式が言う、とか。
 それはともかく。
 自分は一番ラストが良かったです。
「お母様を―――いえ、お父様を助けて下さってありがとうございます」
 とマナ。
 幹也に何かあったんだろうか? なんて思いつつ、モノローグ部分の挿入。
 涙 腺 が ヤ バ イ。
確かこの時、らっきょ五章を観に行くための電車の中だったと思うのですが、しょっぱい珠(たま)を零さぬように、しかし「うん、うん……」と頷いていたことをはっきりと憶えています。
 北神が一番愛してるらっきょキャラといえば、ふじのんなのですが、「そういう」感情を抜きにして一番好きならっきょキャラを上げるとするならば、それは両儀織なんですよ。
 一番読み返すのは三章で、それはまあふじのんだけでなく、奈須自身が言っていた「伝奇とミステリの融合の手ごたえ」という、「ああっ、こういう限定条件でこういう魅せ方(騙し方)があるんだっ!」と酷く感銘を受けたりなんですが、映画二章の幹也と織のデートシーンや、四章で式が窓際で織がいなくなったことに気づいて口許を押さえるシーンとかもう、半泣きになりながら胸を締め付けられてたりしたんですよね。
 それくらい、彼の在り方が好きなんです。
 誰よりも人を愛したかった。誰よりも式を守りたかった。幸せになって欲しかった。
 そのためには自分が邪魔で、その為に命を投げ出した。
 その、潔さ。矛盾して歪んだあり方そのものが、どうしようもなく好きなんですよ。
 多分、凛も同じ属性だと思うんですよね。
 レアルタヌアで凛の刻印を士郎に移植とかしちまうあたり、そういう部分が垣間見えて、自分は「えっちでなんとなかるなから、それはしちゃダメだよーっ!」なんて思った派なんですが。
 だって、アレはもう遠坂凛単体のモノではないんですもん。そこに詰まった歴史と経験を、しかし彼女は潔く投げ出せる逸材であり、しかし、それが哀しかったんですね、自分には。

 話がそれましたが、未来福音は織絡みの言及が素晴らしすぎたので、もうそれだけで一位に入れてもいい、というくらい良かったです。
 もちろん本編そのものも面白かったのですが、瀬尾の設定が月姫瀬尾とほとんどまったく一緒じゃんwwwとか思ったのもいい思い出。
 それこそ未来視の原理から、同人作家であったりするところまで。

 四位、とある飛空士への追憶
 ある意味で「ネットの宣伝はバカに出来ない」と間違いなく証明した作品。
 ハルヒに関してはアニメっていう、数十万規模で視聴者がいる中でWEBが一役買った大ヒット(いや、2004年の時点でラノベ識者は結構読んでましたが)でしたが、コレはまいじゃーさんや平和さん、フランさんらを初めとしたラノベサイトさんが火付け役となり、普段ラノベをまったく紹介しないマンガ感想サイトさんですら取り上げ、未だ売り上げアベレージもそこそこを維持する作品になってました。
 一冊完結なので、ぐだぐだ言わずに読め、としか。
 そして、読了した後に表紙を改めてまじまじみてみたらいい。
 読む前に見ても仕方がないのでやめるように。
 感想はもう野暮レベルですし、ずいぶん前に書いたのでテキトーに。しっかし、フランさんだっけか誰が言ったか「ジブリのような作品」って上手い宣伝文句だよな。こういうセンスが欲しい。

 四位、さよならピアノソナタ
 これもつい先日感想書いたばっかりなのですが、いや、本当にいい杉井光です。
 青春小説ラノベ風(というかまあラノベなのですが)。剣も魔法も超能力も死も物理超無視のトンデモキャラも出てきません(近い革命家は一人いるけど)が、ラノベとして成り立たせてる。青春小説やってる。
 ぜひ読んで欲しい作品の一つ。

 四位、化物語
 いい西尾維新。ああ、こういう言い回しを巧みに使うと、こんな洒脱で勢いある会話らしきものが出来るのかあ、と感銘した作品。
 かつて感想に書いた通り、一方でそれだけではなく、意外と芯でミステリしてる作品だったりするあたり、相当評価高いです。偽者語はその辺、後期戯言っぽかったりですが、前半部分の掛け合いの面白さはガチだったのでキニシナイ。
 これを戴いたべじさんに感謝―っ!

 一方で、世界シリーズは悪い西尾だよなー、とか。韻を踏んで上手いこと見せようとする、言葉を操ろうとして、その実言葉に操られてる印象といいますか。
 アレはアレで一種の実験作だと思うんですよね。プロバビリティの犯罪の亜種的なものを使ってみたり、作中作的要素を絡めてみたりと、新本格の中でさらに新本格というかとりあえずへんてこなものを作るというか。
 かつて有名だったアイデアを利用しつつ、それであらたにエンターテイメントを作ろうとしたというか。
 そういう意図は感じつつ、しかし「気に入らない」。
 コレをミステリと認めるわけにはいかんよなあ、と。後だしジャンケンするヤツと戦ってる気になるというか。
 まぁ、西尾の場合、俺のような感想を出すことを分かってて書いてる節があるっぽいのも、また何か気に入らなかったり。

 2008年マンガベスト5
一位 ヘルシング
二位 トリコ
三位 バクマン。
四位 聖☆お兄さん
五位 ムダヅモ無き改革
圏外 プリズマ☆イリヤ
圏外 ぬらりひょんの孫

 一位は文句なし、堂々完結したヘルシング。いやー、ここ二年の連載(神父VSアーカード最終決戦あたりから)追うのが楽しくてしょうがなかった。こんなにワクワクして見れる作品って、近年ではハンターか小畑ガモウコンビくらいじゃなかろうか。
 そのハンター、今年も五指に入るくらい面白かったのですが、今回は除外しました。コレもアリにすりゃ、一年に10週載るだけで毎年ランクインしちゃいますし。
 まぁ、それもアリっちゃアリなんですが、うん、本年分であげるとしたら一位か二位の位置にいます、ハンター。
 話し戻して終わっちまったなあ……なんて思いつつ、ヘルシング0的番外編、あと来年から始まるらしいヒラコー新連載なんかにも注目。

 二位、トリコ
 しまぶーの新連載。ひっさびさにジャンプらしい、ドストレートな『少年漫画』。出てくる喰いモンが美味そうに描かれていて、掛け合いやバトルなんかも完成した画力で丁寧に描かれている。次はどんな食材が、キャラクターが出てくるんだろう……?
 そんな、純粋にワクワクできる、近年稀に見る少年漫画だと思います。

 三位、バクマン。
 まず、この作品を読んで「集英社必死だな」と、マンガの奥にあるっぽい「会社の事情」を深読みすることから始める自称マンガ好き玄人は、その実マンガそのものを楽しんでない中級者だと思う、と批判。そういう意見がネットで結構あるんで言ってみる。
 さすがデスノコンビというか、毎週毎週起伏に富んだ読者を飽きさせないすばやい展開の運び。毎週の引きの上手さから、やはり一つ郡を抜いてる印象。
 冬コミでは声優になった亜豆がディレクターやプロデューサーに枕させられたりする同人を買おうと思っていたのですが、三日目は店番でそんなに時間なくまわれず、また数も無かったのが悔やまれます。最新号でそんなノリの流れがあるので、夏にはきっとそういう同人が増えてると信じます。
 一方で、新妻エイジ絡みの伏線で、
「一位になったら連載一つ終わらせる」
 というセリフから、

新妻エイジの連載がアニメ化する
・その際のヒロインが亜豆
・新妻、亜豆に一目ぼれ
・しかし、亜豆の好きな人がサイコーと知る
・嫉妬の炎、一位になりサイコーの連載を終わらせようとする

 とかいう流れが四話くらいの時に自分の頭の中に見えたのですが、最近、エイジがサイコーらのマンガのファンであることの公言、そして流れ的にエイジのアシスタントをサイコーがやりそうな気がしなくも無くで、この流れはどうなるんだろう……的な。
 ともあれ、コレも先がまだまだ見えないので期待して読みたいと思っています。

 四位、聖☆お兄さん
 これはたまごまごさんなどの紹介で読んでみてドハマりした作品。
 今年の「このマンガが読みたい2009」一位にもなり、痛ニューとかで色々言われてはいましたが、まあ確かに二巻以降新鮮さという意味では少し落ちたかもしれませんが、それでもまぁコレはこういう流れのマンガだからそんなもんじゃないのかなあ、とか思いつつ。
 あと、母の職場の人が「面白いマンガがあるんだよ」と紹介してたらしく、その事を食卓で話すのへ「俺、持ってるよ」と話題になったり、と私事。
 まあウチの親は北神の小説を良く借りる(貸す作品の選別は北神がやりますし、ラノベラノベした萌え基点としたものは選びませんよ? ミステリとかの一般メインです)ので、よくある光景……のような、むしろ「この作品、そんなに一般に知れ渡ってたのか……?」と思った発見といいますか。

 五位、ムダヅモ無き改革
 バカマンガ。マージャンのルールがわからなくても楽しめるマージャンマンガ。
 小泉純一郎麻生太郎が、各国の要人(ブッシュ、金将軍、プーチンなど)と、戦闘機や権利など、中規模程度の国が簡単に傾くクラスのモノを賭けてマージャンするお話。
 でも基本的にギャグマンガと思っていい。
 マージャンマンガとしてだったら、井田ヒロトの「東大を出たけれど」が、コレもマージャン知らなくても多少大丈夫ですが、面白いです。
 コチラは2007年から応援していた作品ではあり、2008年のTOP5に入れても何の問題もないのですが、ムダヅモの威力が強すぎたために泣きを見た作品。
 でも、さよならピアノソナタとは若干別ベクトルながらも、憂愁とかを感じさせる堅実で素敵な空気ある作品だと思います。うん、ムダヅモは人を選びますが、東大〜は万人にお勧めます。もうどっちの宣伝なんだか。

 圏外、プリズマ☆イリヤ
 商業公式二次創作といいますか。でも、下手なコミカライズなんかよりも芯の通った面白いモノに仕上がってました。
 ひろやまさんの同人でもそうなのですが、すっごい活き活きと魅せてるんですよね、キャラにせよ、演出にせよ。
週間フェイトのルヴィアVS凛で魅せた宝石を弓矢の具合で打ち出すアイデアや、アレキサンドライトの凛の祖先の宝石を捜す話のラスト付近とか。
 常に面白い魅せ方を模索してるというか、そこらへんの熱意が非常に伝わってくる作品っていうのは、設定厨とかも時に黙らせるといいますか、大変面白く読めました。
 二巻のお風呂のシーンにポッチが付けば完璧だったのに……!(通報されろ

 圏外、ぬらりひょんの孫
 ジャンプらしかったり、しかし見方によっては萌えマンガだったり。
 こちらも魅せ方の上手さと、あとつらら可愛いよつららって感じです。
 ぬら孫あたりからトリコが出てきて、そしてバクマンが出てきてハンターが再開してと、2008年下半期のジャンプの充実っぷりが顕著になってきた感じがひしひしとします。
 かつては、
マガジン>チャンピオン>サンデー>ジャンプ
 だったのが、
ジャンプ>マガジン>チャンピオン>サンデー
 になった。まぁ、ハンターが休載期間に入った今、ジャンプとマガジンの位置が逆転していますが。
 とにもかくにも、これからの展開が期待できる、TOP5唯一の新人。他はベテランばっかりですしね。サムライうさぎも期待していたのですが、途中でダレて打ち切られたのが残念でならない。だからトーナメントなんてジャンプらしいことをやるからこうなるんだ……!

 とまあ、マンガに関してはTOP10まで上げたほうがよかったんじゃないかってくらい、充実してましたし、他に関しても引けをとらないくらい、大変面白いものばかりに恵まれた年でした。
 2007年時、アニメに瀬戸花バッカーノらき☆すたなど、小説でマルドゥック笛零、マンガも色々と「こんなに物語が面白い年はもう三年は来ないだろう」なんて思っていたのが、あっさりとひっくり返った。
 今でも2008年より〜〜〜なんて思ってますが、世の中には自分の知らない面白いものがいっぱいありますし、コレからも出てくるかもしれません。
 だから、2009年は北神のそんな「昔は良かった」的概念をブチ壊すくらい、面白い作品で俺を満腹にしてくれーっ!! と願いを込めつつ、2008年総評を終えたいと思います。

 2009年の抱負とかについて。
 といっても書くことといえば、北神の物書き見習いとしての予定とかになるわけですが。

 とりあえず、2008年に書いたものを振り返ってみる。

「らしるすの謎」三枚前後
「魔弾の射手」二十枚前後
両儀さんちのお仕事」三枚前後
「おめでたの謎」五枚前後
「赤なき世界」七十二枚前後
「褪せなき世界」八枚前後

 なお、文字数÷400=X枚換算。
 短掌編合わせてこんなものか。うーん、大体百二十枚。具体的に四月からではありますが、それにしたって投稿小説の長編要項の半分ってところです。
 今年は意識的に倍は書きたいなあ、とか。いや、何か今年の電撃大賞にみんなで投稿しよう、とか部活の連中が言ってるわけですが、コレに関しては来年以降に回したいと思う北神。そもそも二週間先にせまったこみトレ(ここには北神、小説は書きませんが)、そっから一ヶ月後の部誌、さらにテリオット内でいうなら四月頭にそうさく畑控えてるのに貴様ら更に200枚書くんだな? っていう話で。短編というのは認めませんワタクシ。いや、書きたいヤツは書けばいいと思いますが、やはり電撃大賞の華は長編だろう、と。
 そもそも短編っていうのは難しいんです、本当にいいものを上げようと思ったら。

 まあ、愚痴やらはともかく、今年の北神個人の話。
 とりあえず今年は、

二月 部誌に『プロバビリティの祝福二話(仮題)』
三月 そうさく畑にオリジナル一本
四月 五月祭にオリジナル一本(○○の謎シリーズ?)
六月 部誌に『プロバビリティの祝福三話(仮題)』
七月までに『赤なき世界 Side「」』一本
七月中、或は八月頭までに『赤なき世界2(空の境界本)』に載せる掌編数本
十月 部誌に『プロバビリティの祝福最終話』となる「魔弾VS魔眼」およびエピローグ『プロバビリティの祝福』
十一月 大学祭にオリジナル掌編一本
十二月頭までに冬コミ同人「赤なき世界3」或いは「マルドゥック同人」或いは「型月クロスオーバー同人1」(HPに一話だけ載って止まってるヤツ+その続きの一部)
冬コミまでに「ゆー×しきっ! 〜バレンタイン大作戦 イヂめられるとドキドキしちゃうの〜」を一本、できればそれを夏コミに、冬コミに「ゆー×しきっ2! 〜ホワイトデー大逆襲 イヂめるとゾクゾクするんだ〜」を上梓して、式さんに会場で朗読させたい。
 HPに公開して、番外編追加したのをネタがわかる関係者+身内+極小分だけ刷って2010年の夏コミの一冊として頒布とかしてみたい。

 まあそんなこんなで、コレだけ書くことができたら200枚はおろか300枚くらいに届くのではないだろうか、とか。
 短編掌編合わせて十篇書ければ立派だよな、うん。
 それだけ書ければ、とりあえず『スミカ』を書く為の布石たる経験値はそれなりに積めると思うので、来年以降にそっちの方も本格的に始動していきたいと思います。

 とりあえず今月は部誌の執筆と共に、夏コミ分のテキストを早くもちびちび始めようかと。冬みたいに予約満了、と相成る前に計画性を持って事にあたりたいと思います。
 そう、今年の目標はだから、「計画」かな、と。
 予定調和で物事が動く、というのは味気ないかもしれませんが、それすら守れないヤツは何も言う資格はないのです。
色々と進めるぞ、と思いつつ、本日はこの辺で筆を置こうと思います。

ところで。
先ほど、三つ含めて20〜30枚くらいかな……とか言ってましたが、2008総評2009抱負のエントリだけで30枚いった件。
 そして総編集時間は五時間……!
 やっぱり、伏線や語彙や構成やバランスを気にしないで書き捨てることのできる日記文体は楽で量産できるなあ、と思った次第。
 そんな北神ですが、本年もよろしく付き合っていただけると幸いです。

 では、本年が皆様にとって良い一年でありますよう。

冬コミ情報

 本家更新していました。というか、こっちも更新しろよ。明らかにこっちのがヒットする確率高いんだからさ……
 そんなわけで、明日コミケにサークル参加します。
 スペースは東X43b。
 Fate/Zeroの二次創作と相成ります。
 詳細はこちらで
 では、非常に手短ですが、今日の更新はこんなところで。
 明日、有明でお会いしましょう!

コミケ

 っていうか、うわぁ。なんだこの体たらく。
 前回の日記がコミケレポな男の人って……

 でまぁ、巷ではコミケの当落通知なんかが始まってるそうですが、

 なんと、

 北神もコミケに受かってました!!

 三日目X43bです。
 ジャンルは型月、Fate/Zeroの小説本になります。らっきょも書きたい。
 さっきメッセをやったエロくて凄い人が、ひょっとしたらゲストとして一枚描いてくれるかもー、とか、ちょっと興奮。

 まぁ、小説本ですし、委託とかは多分無理でしょう。

 こないだ、コンチェルトノート内の参加型企画「キャッチコピーキャンペーン」で「一発ネタ賞」を頂いた北神であり、同ゲームの「ボイス当てキャンペーン」、「早期予約キャンペーン」を当てた超運人間となったワケですが(余談ですが、このゲームの存在意義を真っ向から否定しかねない運だと思います)、ともかく、やってみないとわからないという教訓を今更ながらに実感する北神としては、一応、委託願いを出しては、みます。

 とりあえず、今日からは真面目に更新量を増やす作業に戻るとします。
 HPの方も更新しました。
 でも、何よりまず原稿をあげることから始めないと……!

コンチェルトノート 初回限定版コンチェルトノート 初回限定版
(2008/10/23)
Windows

商品詳細を見る

【コミケレポ】隼人の旅行記2008夏【前夜祭編】

 そんなわけで、コミケレポ含めた旅行記、2008年バージョンです。
 タイトルに前夜祭――とあるように、この記事の内容は、11日〜14日までの北神の動向をお送りします。
 では、日を追って。

 11日
 前日以前に準備をある程度は行なっていましたが、それでもまあ不安要素といいますか、ものぐさな自分は常に己を蝕むのです。自業自得。そんなわけで更なる準備に奔走。
 それでも一つ、しかも夏用のフリースウェアを忘れた格好になる愚かさがアレですが、ともかく衣類系を中心に準備。
 22時40発のバスに乗るので、21時30分には家を出る――という予定を遵守しつつ、それまでの間をメッセに費やしとりました。
 お相手ラムさんとshanaさん。内容はまあモロ夏のミッションについてとか。

 バスは、予約できる初日に取ったからなのか、最後列でした。んでもって後ろが完全に空席の格好だったのでか、隣に座っていた女性は運転が始まるとすぐに後ろの席を陣取ってました。まあ、北神としても自分の居座れる空間が増える事になんの異論も無いのでいいのですが。
 バス車内ではFEをプレイしながら過ごしちょりました。DSで出たリメイクのアレです。リフがきずぐすりじゃないヤツです。
 基本的に闘技場で稼ぎやってたのですが、本当にリフの能力低いですわ。
 FC版のリフは、魔力はもちろん上がりませんが、それでもHPは伸びる子だったそうなのですが、北神の――というか今作のリフはHPすら上がりません。魔防だけです。どこで使えと?
 つーか、封印やらと違って、今作のFEは全体的にHPが伸びる傾向にないような気がしなくも無く。自分が育てているのがリフやらシーダやらな、もともとHP特化しないキャラばっかりなだけのような気がしなくもないのですが、それにしたって微妙な気がする。
 あと、かなりヌルく感じます。
 六段階難易度のうち、最易関の難易度を選んだせいかもしれませんが、それでも「ノーマル」なんですよね。残りは「ハード」ですし。
 自分は封印ハードの難易度の高さに裸足ですたこらさっさした人間なので、とりあえずノーマルプレイでいってるのですが、機会があれば封印ハードを改めて挑戦したいものですね。
 ともかく、そんな感じで車内を過ごしました。だって寝れやしねぇんですもの。
 結局、自分が寝れたのが、三時半とかですし。んでもって起きたのが五時半。サービスエリアに着いたあたりで起きたというか起こされたというか。
 そこでトイレを済ませ、腹へったなあ、とマクドナルドでポテトだけ頼んでバスに。
 そのまま二時間ほど走行し、北神は寝ようと格闘しつつも勝利(睡眠)を勝ち取れず、バスは東京駅に着きました。

 12日
 東京駅、ひっろーーーーーーっっ!!
 あまりに広すぎてなのか人がまばらですが、人がごったがえして「何コレ? ふざけてるの? 死ぬの?」ってな状態を常に保つ大阪駅よか、なんというかすさまじかったです。
 いやでも、あんな場所と違って綺麗ですわ。
 そんな東京駅を迷走しつつも、切符売り場に到着わけですが、……ってなにれ、ウロボロスもびっくりのスネークイーターっぷりはっ!?
 いや、去年もこっち着てはいるのですが、結局交通機関を利用する機会にあまり恵まれなかったというか18きっぷとか使ってたこともあってか、結構鈍感だった模様……ですが、なんというかコレ、なんというかソノ、あまりに、無駄に、入り組みすぎのような。
 移動のスムーズ化を図ろうとしてるのか、むしろコレによって人を惑わそうと迷わせようとしてるのかわからないあたり、色々と問題あるような気がしなくも無く。
 ともあれ、今の時代って便利ですよね。yahooで駅名さえ入れれば、最短・最安なルートを教えてくれるわけで。
 あとは何番ホームに乗ればいいかを駅員さんに訊けばいいだけというのは、純粋に素晴らしい。
 駅員さん、なんというかすげーそっけないのですが。そんなに応えるのが嫌ですかってな対応なのですが。お前の商売は何だよ、と訊きたいくらい。
 東京モンは冷たいって訊くけど、それはホンマやったんやあよよよ……なんて、思っちまうくらいには。ともあれそんなこんなで一時間くらいかけて伯母のマンションの最寄り駅に。
 一応、ナビ的手ほどきは受け、事前にyahoo地図を印刷してきたのですが、見つけるのにちょいと時間が掛りました。
 伯母は既に仕事に発っているということで、サマーバケーションを謳歌してるくさい従弟が部屋を空けてもらえるのこと。
 ちょっと道に迷ったというか、戸惑いましたが、なんとか無事マンションへ。
 そして久々の従弟との再会。たぶん、七年ぶりとかそのくらい。直後、奥からプク(トイプードル)の熱烈な歓迎を受ける。かわゆす。もうね、お前ワン公なんだからもうちょっと警戒とかしろよ吼えろよ、と親戚とは言え初見の人間にそう思わせるくらい、人懐っこく、落ち着きがないというか、ぴょこぴょこよく動く。かわゆす。
 そのわりには、プクを蹴散らす従弟にはがうがう吼えてましたが。かわゆす。

 しかし会話が……会話が……
 とりあえずシャワーを借りる。
 その後、とりあえず仮眠させてもらうことに。
 起きると、だいたい十一時。そしてもう一度仮眠。次に起きたのが二時前後。
 当然ながら空腹を覚える。机の上にはカップメン。勝手に食べても、別に何とも言わないというか、むしろ食えという伝え忘れのアレだと思うのですが、北神さんもさすがにそういう無遠慮さは持ち合わせておらず、静まり返った従兄弟に自室に声をかけてマンションを出る。
 駅から来た道を戻りつつ、本屋に寄って「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!」が売り切れていることを確認しつつ、どこか食える場所ないかなー、と探す。
 結局、来る途中の目印にとチェックしておいたモスに入る。
 モスは実に久し振り……なのですが、とりあえあず携帯からネットをチェックしてみると、案の定、モスにもケータークーポンがあって、登録してから注文。
 セットが500円で頼めるあたり、間違いなくマクドの存在価値はなくなったと思います。近所にモスできねえかなあ……五年くらい前は、千鳥橋と西九条の間に一軒あったんですが……
 あっちは、高くて、とにかく安い素材で、美味しくない。
 でも、マクドで評価できるのは朝マックハッシュドポテトとコカコーラ。あとポテトもまあまあ。
 まあ、店内で優雅に待ちつつ、虐殺器官を読んでました。
 で、コンビニでジャンプを立ち読みしつつ(バクマンのヒロインがかなりヒットしますた)、マンションに帰り……

 従兄弟、爆睡のため、部屋に入れず。orz

 しかたがないので、近場の通りを歩いて、ゲーセンとか探してみるのこと。ない。
 反対方向に歩いて行くと、看板に、
『レストラン、アミューズメント、映画』
 の文字が。この先、1・8kmとある。1・8kmだったら、歩いて10分とかだよなあ……と歩く。
 歩く。歩く。歩く。
 ……着かない。おかしい。もう練馬区に入ってるぞ?(ちなみに従兄弟の住居は西東京市です)
 さすがにおかしいというか、正直これ以上さきに進んで、そして戻ってくる時にまた歩くのにどうしようもない何かを感じたので、引き返すことに。
 来た道を、また二十分だかそこら歩いて、マンションに到着。
 チャイムを鳴らすと……従兄、起きてました。朝の方ではなく、お兄ちゃんのほうです。歳は、確か自分の一つ上の学年だったかと。早産まれだとかで、年齢でいうと同じなんですが。
 そんなわけで、従兄がなぜか所望していた「たこ焼き煎餅」(あの、“たこせん”じゃありません、たこ焼き味のせんべいなのです)のお土産を渡し、布団でごろごろFEの闘技場を改めてしこしこしていました。シーダがいい感じに育ってほくほく。シーダかわいいよシーダ。ヒロインくさいくせに超地味だけど可愛いよシーダ
 そうこうしていると、叔母が帰宅。
 たばこをスパスパやりつつごはん作っていただきました。
 そういや、モクやってたなあ……とかちょくちょく思い出す北神さん。
 そうこうしている内に叔父も帰宅。ビール飲むか? というお誘いを丁重にお断りしつつ、緑茶をちびちび飲むのこと。
 出てきたメニューは煮込みハンバーグとサラダとか。
 もう、めちゃくちゃ美味かったです。
 その後、オリンピックみつつ語りつつ、近況やウチのこと質問されつつ、ゆるゆる時間を過ごして床に就きました。
 ……ああ、一つ忘れてました。
 従兄が、オタの道を行ってまいた。なんというか、血なのかなあ……と思ったり。
 親父は日曜朝の特撮やアニメに、土曜のメジャー。弟は俺の影響というか、昔から六時代のアニメを見て育ちましたから、まあほとんど流れといいますか、母なども弟が録画したアニメを日曜日の昼に観る、というのが半ば習慣と化しています。
 四年くらい前に母の田舎である鹿児島に帰って、親戚の家に行ったときも、そのころ既に大学生だったかで下宿していた従兄弟?ハトコ?――の蔵書として、「され竜」とかなラノベがいくつかありましたし……なんというか、もはや業クラスと諦めました。
 あと、床に就く途中に部活の面子からメールが。
 19日からの合宿の詳細に関するもので、電話番号を教えて電話でメモメモ。
 そんな、旅中で一番ほのぼのできた一日でした。

 13日
 七時とかに起床。でも眠い。眠すぎる。やはり、バスでの過酷な睡眠が祟ってか、やたらと眠い。
 ので、プクに邪魔されつつも、二度寝。すばらすい。
 そんなこんなで11時前後に起床。
 ラムさんに連絡を入れて、昼食。
 メニューは、昨日の煮込みハンバーグの汁で作られたスープとサラダ。
 スープだけでも美味すぎる件。貪り食って、談笑を少ししつつ、灼眼のシャナが本棚にあった従兄に「ひょっとしたら楽しめるやもー」ということで、自身が執筆に加わった小説の載っている部誌をプレゼント。
その後、マンションを後にしました。

 そいから一時間ほど電車に揺られ、ラムさんのマンションの最寄駅へ。
 途中、本当は家から持っていきたかったけど、アレだったので持っていけなかった濁り梅酒を五反田のスーパーで購入(酒屋には置いてませんでした)。
 ラムさんに連絡入れて、駅近くのマクドナルドで待ちぼうけてると、歩きたばこした兄ちゃんが接近。あれ、ラムさんのマンションってこっちのほうだったかしらー? とか思いつつ、挨拶なんぞかわし追従。
 部屋に入って、お土産として濁り梅酒と、従兄用にみつけたたこ焼き煎餅を余分に買った分を付けてプレゼント。
 んでもって、MGS4をプレイさせていただきました。
 ACT2が始まろうというころ、shanaさんからメールが。
『今から一時間以内に横浜に来るなら家系ラーメン奢るよ』
 とかなんとか。
 せっかくのお誘いなので、ラムさんと一緒に四十分くらいかけて横浜へ。
 初・横浜です。横浜駅もすさまじく広いなあ……ほとんど大阪駅や地下鉄なんば駅と変わんねえ……駅前の町並みなんて、心斎橋か梅田かってな具合に、正直びっくり。
 そんなこんなでヨドバシ近くのダイヤモンド付近に待ち合わせ。
 二人でひょこひょこ歩いていると、shanaさんから声をかけられる。
 が、ラムさん気付かずにスルー。あたりをキョロキョロ探すラムさんをよそめに北神らニヤニヤ。
 ……そんなほんのり心温まるハートフルストーリーなどありつつ、港のヨーコ横浜横須賀です(もうなにがなんだか
 吉村屋さんだそうです。本家だそうです。結構並んでました。
 どれくらいかっていうと、三日目のとらのあななんば店同人誌フロアくらいです。
 何が無難かわからなかったので、チャーシューをお願いしました。たまごを付けていただきました。
 で、普通麺、濃い味、油少な目でオーダー。
 来るのこと。
 うおおおおおおおお野菜が多いっ! こういう心意気、好きよ。
 味の方も大変おいしゅうございました。御馳走さまです。
 次いでメロンブックスへ。あまり荷物が増えても帰る時に大変なので、大阪に帰った時に買うものをいくつか選定するに留め、さらに上の同人誌フロアでは早売りしている新刊をいくつかチェック。おもにサークル名とかを。
 その後にカフェでまたぞろオレンジジュースなどご馳走になりつつ、先日shanaさんが購入したっぽいEeePCなぞお披露目してもらいました。
 おお、小さい。凄い。欲しいなあ……
 とりあえず、九月は箱○を。
 十月はデジカメや一太郎ATOKなどを。
 十一月は印刷費などを。
 十二月は冬を。
 ……と、使う予定のお金があらかた決まっているので、書類不備やら抽選やらに漏れた場合は、十一月の分に回そうかなあ、とか。
 まあ、十月の分はデジカメと一太郎と合わせて、たぶん三、四万くらいなので……うーん、足りるかしら……?
 七、八月分の給料は、途中から入った&夏と合宿のために途中で休みを入れたことが起因して、5、6万でしたが、フルで予定通りに入ったらもう、一、二万くらいは入るしなあ……それを考えれば、どうにか今年中にはノートパソコンが買えるかも……とか。
 なんにせよ、学校でテキストを打てる媒体が欲しいものです。
 閑話休題
 shanaさんが起動している中、eモバイルでネットに繋ぐとしおさんがいたのでメッセするshanaさん。そしてそれに携帯で追従する北神。ラムさんは蚊帳の外。いや、画面みてますが。
 会話の内容は、テキトー。あと、翌日の前日設営についてとか。
 そんなこんながありつつ、閉店時間をブッチするという迷惑極まりない居座り客・北神ら。shanaさんと数日後の再会を約束しつつ、横浜駅を後にしました。
 ……で、帰宅後にMGS4再開。
 ラムさんは途中で就寝。北神はテレビにイヤホンを挿してプレイ続行。
 ACT2を終えるというキリのいいところまで行って、北神も床に就きました。

14日
 ラム家の起床は早かった……!
 六時起きとはまた早起きだなあ……と思いつつ、眠気眼をこすりつつ、与えられた餌をもくもく食べる北神。
 MGS4の経過を語りつつ、起動。夏木マリの名演に感動しつつ、物語の核が明かされつつある緊張に身を委ねる。
 レイヴンをスタミナキルしたあたりで外出の準備をしつつ、ラム家を後に。
 久々の国際展示場。ポスターなどがあしらわれ、前日なれどコミケ一色に染まりきった駅を悠々と進み、しおさんと電話で連絡を取りつつビッグサイトに入場。
 スタッフさんに設営マニュアルを戴き、既に始まっている説明を聴く……が、喧騒と笑い声で聴き取れない罠。
 そうこうしている間に、ラムさんが一言。
「お、しおさん発見」

( ゚д゚ )

 この人SUGEEEEEEEEEEEEE!!
 まずアレですよ、顔を覚えてるってことが凄いと思うのです。遠目で分かるっていうのもまた異常だと思うのです。
 いやだって、限られた期間でしか逢えないような人を、かつ二百は越えようと言う軍勢の中で目標の人間を探すってあーた、そりゃ特技ではないでしょうか。
 説明が終わり、しおさんと合流。軍手を買い忘れた北神はスタッフの許へ寄って軍手を頂戴し、再びラムさん、しおさんと東123ホールへ。
 途中、しおさんのジーパンがくぱぁしてるのを見て……そう、足の部分のみならず、ケツの部分が。『はいている』部分が。もうくっきりと。
 ……最近の若者のファッションは分からないなあ……
 北神よっか干支まわり歳の離れた人生の先達にそんなことを思いつつ、荷物置き場に。
 そこで設営時限定と思しきみなみけだったかなポスターが。
 当然の流れと言っていいほど自然なまでに撮影会と化す荷物置き場。そこでスタッフ、
「撮影は後にしてくださーい。荷物を置く人の邪魔になりまーす」
 記念とばかりに撮っていた北神も恥を覚え、苦笑しつつ中へ。
 ……と、荷物置き場の直ぐ隣に停めてあった、スタッフか何かの車――のフロントガラスの車内側に、武内御大が描いた森林保護募金イラストが……!
 既に人だかりが出来ており、撮影会状態。北神もついさっきの出来事など忘れたかのように携帯のデジカメモードで撮る。ラムさんに教えたら調子に乗って五枚以上撮ってました。
 まあ、その場所は荷物置き場とは厳密には違うので、荷物を置く人の迷惑になるかといわれれば、ほとんどノーではあるのですが。
 自分は、国際展示場の東123といえば、去年の夏に見た人と机のカオスしかみたことのない人間だったわけですが、設営に当たって、こう何もないものをみると、実に壮観ですな。
 そんなわけでしおさんと一緒にただただだだっぴろい空間をパシャリ。
 直後、ラジオ体操第一が始まる。音楽も掛け声もない、無言のラジオ体操。
 そして目の前のしおさんが惜しげもなく晒す、トランクス。
 ラジオ体操に合わせて小刻みに揺れる、トランクス。

 ………………

 ラジオ体操終了。シャッター前に集まり、トラック来場。
ウィィィン……
 とハッチが開けられ、机とご対面。何か感動。そして湧き上がる拍手。一体感。どこか感動。パシャリ。スタッフが「何で拍手なんだよw」とか。全く持って同感ではありつつ、やっぱり拍手。
 そして設営。列を成して、ひたすら運ぶ/所定の場所に着く/展開/設置/調整/帰還。
 くりかえしくりかえし、位置的にはSあたりから初めて、Wあたりまで行ったのに、なぜか机を取りにいくところは、一番最初に机を渡された、S付近。
 多分、使命感のようなもの。ここを、俺たちが一番最初に汚した。だから、最後まで面倒を見るんだ的。
 そいつが終わって、次の場所に行く前に、ちょいと水分補給と洒落込み東1へ。
 簡単に休憩し、向こうを見るといい感じに机運びが終わっていたくさいので、東1の方で始まっていたイス運びに参戦。
 並んでいる途中、しおさんから電話がきていたのに気付く。かけなおすが、応答なし。まあ、そこまで切羽も詰まっていないだろうし、(東3付近から)いなくなった北神の塩梅でも聞こうとしたのではあるまいか、優しい人だとか思いつつ、作業に没頭。
 イス運びも順当に終わり、もはや東123全体の作業もほとんど終わりといった頃合に再びしおさんから電話が。
「なにか?」
「ちょwww設営やってたらビリってジーパンが破けた件についてwww恥ずかしwwww」
「え、最初から破けてましたよ? わざとじゃなかったんですか?w」
「お前知ってたのかよ!!!w 言えよ!!wwww」

 サーセン。いやだって、あそこまで堂々としてたし……
 そんなこんなで東1の荷物置き場あたりで合流。ケツを抑えながら歩くしおさん。
 ……いや、そうやってるほうが目立ちますよ? 誰も貴方のことなんて見てませんから。
「いや、わかってるけど……」
 しおさんかわゆす。ぷぎゃー。
 東123が終わってるっつーことで、二人して456に行く。途中、自販機にてコミケ限定の「コミックウォーター」が売り切れている惨状にアップ早いなあとか思ったり。
 で、456。
 ケツが大変なことになった(と気付いた)しおさんが動きたくないと駄々をこねたので、ほとんど終わりそうな作業を二人してぼーっと眺めながら駄弁る。
 あ、もうすぐイス、終わりそうですね。
 無駄かもしれないけど、最後くらい並んで運ぶか。
 そうですね。

 そんなこんなで二人並ぶ。イス、配られた。
 運んで、並べて、以下略、晒してやんよ! と零崎某の如くイスを机の上に置き、戻る。その過程で、やおらしおさんが、
「あー、ちょっと違う感じだけど姉妹(スール)ってこんな感じなんだろうなあ……とか思った」
「はあ。誰と、誰な感じでしょう?」
 何を言ってるんだこの人は。脳がお湧きになられたのか。いや、既に湧いてる気がしなくもなく。でも律儀に放たれた会話のボールをきちんと返す北神さん。
「んー、祐巳さんと祥子さ……あー、違うな。聖さま志摩子さんが近いかも」
 ダメだこの人。
「あー、それは、北神が妹(志摩子)さん?」
「そうなるね」
「なるほど、北神が志摩子さんとは、まさにピッタリですね!!!」
 殴られた。
 それはちょっとひどいと思います。
 で、最後のイス設置が終わり、ラムさんと合流し、ぐだぐだ駄弁りつつ、コスプレ広場を目指す。
 コスプレ広場では、タイルが「いつでも卵どうぞwww暖めておきましたからwwwウッスwww」と言わんばかりのフライパン状態。棟梁を待ちつつ司会の人がトークを繰り広げていました。
 しばらくお所と年齢の話題から、アッーでガチムチでハッテン場な内容まで網羅しつつ(いや、マジで)棟梁登場。あと、毎回じゃんけんに負けることで有名らしい、一サークルさんが紹介されたりとか。
 で、さっそくじゃんけん大会。
 最初は、上記の武内御大が描いた、どこにも貼られていないまっさらなポスター、三枚。あいこまでおkだったのですが、早々に負ける北神らご一行。
 そして次に「青封筒」。その場に居合わせたサークルさん曰く、前回番号がなくとも大丈夫、とのことだったので、前回番号を書いて応募した結果――個人情報的観点から番号なしのは弾かれちゃうよん、とのことで、早々に「青封筒」の夢、破れる。
 ちなみに青封筒とは、書類不備さえなければほぼ確実に次期コミケに当選できるチート申込書なんだとか。ほとんどコレ目当てでここに来たなんてのは内緒である。
 まあ、結局不戦敗に終わったわけですが。
 ここで、上記にでたじゃんけんに負けることで有名なサークルさんが呼ばれ――見事にじゃんけんに負けてました。場内、大喝采。北神も拍手。主催側も大喜び。なんという一体感か。ある意味イジメだなあ、とか思いつつ、本人ももはや楽しんでる節すらあるような。
 んでもって、一般設置組みの大本命とでも言うべき、ヒンズースクワット大会スタート。
 ようするにサークルチケット争奪、真・じゃんけん大会ですよ。
 いや、棟梁の手腕が上手い。考える暇すら与えずに次々と手を繰り出す。さすが慣れてるなあ、とか思いつつ。
 しかし、結構チケットって用意してるものなのかしらね……数百人はいたはずなのですが、間違いなく五十枚以上のチケットをこの場で掃いてるのですが。いや、百枚以上だよなあ……
 まあ、そんなこんながありつつ、アキバにいくしおさんと別れ、ラムさんとマンションへ。
 シャワーなんぞ浴びつつ、リキッドの「コレがガンズオブザパトリオットだ!!」のムービーに爆笑。
 しばらく無心にプレイ。
 そして時は流れ――
 時刻は九時半過ぎ。ウルフと必死でスナイプ合戦しながら、
「ラムさん」
「――はい、なんでしょう?」
「くうくうおなかがすきました」
「……はい」

 なんと図々しい人間でしょう。
 いやでもです、北神らが最後に摂ったご飯は、確か朝の七時とかそのあたりでして。
 設営作業やらなんやらを含め、十二時間以上も腹にモノを詰め込んでいないという事態に、肉体面よか精神面にくるものがですねゴニョゴニョ……
 そんな北神にラムさんが与えてくだすった餌は、照り焼き丼でした。
 この時点でようやっと最終章くさいACT5のブリーフィングを終え、肩と首の疲労が頂点に達していたのでプレイを中断し、
「なんかDVDが観たいです」
 とホザく北神。
「ではビバップを……」
 とここぞとばかりに布教するラムさん。
「いや、一話とかで終わる、比較的短いヤツを……どうぞ、よしなに、よしなに……!」
 と必死に説得する北神。
 ……で、かねてから観てみたかった「フルメタルジャケット」を鑑賞。
 アレです、ハートマン先任軍曹がF言葉を連発しながらブートキャンプでウジ虫どもに激を入れるヤツです。ほほえみデブという単語に、「吸血大殲」で出てきた用語の元ネタはコレだったのか……! と感動したり。
 ところで話しかわって後日――つまり、今ですが――、吸血大殲の用語集の「ほほえみデブ」が載ってる項目を探す途中に「ステアーAUG」という項目がパラリと見えたのですが、「AUG」の部分を「エーユージー」と読まずに、実に素直に「アーウーゲー」と読んでいた自分は、ほんの少しだけ調教されつつあるのやもしれん……とか思ったり。
 閑話休題
 そのフルメタルジャケットは……あれですね、ほほえみデブとハートマン軍曹が出なくなってから、ほとんどどうでも良くなった感がひしひしと。あとジョーカーは生き残って帰っちゃだめだろ。全員死のうぜここは……と思いつつ、この映画は一体どういった情勢で出来たのだろう……とか思ったり。
 なんというか、現地の人間にコレをみせて洗脳して軍隊とかに入れさせたりとかな政治的思惑ありきで作ったのかなあ……? とか、一瞬おもっちまうような出来でした。いやあ、観れて良かった。

 で、時刻は日を跨いで零時とかそんなん。
 自分は、明日はもう一人の叔母が、先日お世話になった方の叔母のところにくる、とのことで、顔見せろ、寿司食いに行こうとか言われたので、まあ世話になった手前といいますか、親戚にツラくらいみせなきゃなあ……ということで、一日目は不参加。
 というか、腐女子中心だったし、見送るつもりでしたから、まあいいか、とか。
 で。ラムさんが嬉々としながらビバップの一話を流し、二話を流し、そして寝るのこと。
 自分は、朝まで起きて、ラムさんを起こす役をつかまつる。
 ラムさんのノーパソを借りて、サークルチェックやら、この日記の冒頭数枚を書きつつ、夜を明かしました。


 ――これにて、【前夜祭編】を終了とさせて頂きたく、ここまでの総文字数、一万文字オーバー……!
 アホです。ここにアホがおります。下手すると、北神の普段書くSSよか枚数多いです。真性のアホが、ここに爆誕しました。

 あ”あ”、づがれ”だぁ”……

 次は【本祭編】とかそんなんで三日目までの北神の軌跡を書きます。――といっても、【前夜祭編】以上の長さになることは、ありえませんが。
 というか、【後夜祭編】と合わせても【前夜祭編】以上の長さにはならないんじゃないかしら……とか思いつつ。

本日の購入物

  そんなわけで、北神における幻の四日目を追うがごとく、日本橋に行って買い物してきました。
 コミケレポは、第一弾【前夜祭編】が、明日あたりには出来る予定。
 あー、でも今日の購入物で最優先事項の黄昏色の詠使いとかあるしなあ……まあ、とにかく明日は24時間ありますし、とにかく待て明日!

 そんなわけで本日の購入物



 

ジョジョの奇妙な冒険 44 (44) (集英社文庫 あ 41-47)ジョジョの奇妙な冒険 44 (44) (集英社文庫 あ 41-47)
(2008/08)
荒木 飛呂彦

商品詳細を見る

御伽楼館 1 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)御伽楼館 1 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
(2008/07/28)
天乃 咲哉

商品詳細を見る
<<

かんなぎ (5) (REX COMICS)かんなぎ (5) (REX COMICS)
(2008/08/09)
武梨 えり

商品詳細を見る

緋弾のアリア (MF文庫 J あ 5-4)緋弾のアリア (MF文庫 J あ 5-4)
(2008/08)
赤松 中学

商品詳細を見る
<<

黄昏色の詠使いVII  新約の扉、汝ミクヴァの洗礼よ (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-7 黄昏色の詠使い 7)黄昏色の詠使いVII 新約の扉、汝ミクヴァの洗礼よ (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-7 黄昏色の詠使い 7)
(2008/08/20)
細音 啓

商品詳細を見る
<<

ANGEL+DIVE 2 (2) (一迅社文庫 し 1-2)ANGEL+DIVE 2 (2) (一迅社文庫 し 1-2)
(2008/08/20)
十文字 青

商品詳細を見る

コンプティーク 2008年 09月号 [雑誌]コンプティーク 2008年 09月号 [雑誌]
(2008/08/09)
不明

商品詳細を見る

電撃文庫MAGAZINE (マガジン) 2008年 09月号 [雑誌]電撃文庫MAGAZINE (マガジン) 2008年 09月号 [雑誌]
(2008/08/09)
不明

商品詳細を見る

 お兄ちゃんなんて呼んであげないっ!

 ジョジョは毎月発行、コミック文庫版ジョジョ六部。もう開始月から五ヶ月も経ってるのか……! と戦慄。今年も時が経つのは早いなあ。

 御伽楼館は、Gファンで現神姫を連載してた人の作品。東京――というか、shanaさんと逢った日に横浜のメロンで見かけて、おおっ、天乃さんが新作出しとるぅ!? とツバつけたもの。楽しみ。そして調べてみると天乃さん、ゴシックのマンガ版描いてたのですね……なんてこった、しらなんだ。

 かんなぎは普通に購入。一応、東京に行ったときにラムさんの部屋に置いてあったのを読んで内容は把握してますが、本棚に抜けがあるのも気持ち悪いですし、好きだから、買うっ!

 緋弾のアリアは、「アストロノト!」の赤松中学作品なので、とりあえずどんなもんかと購入。表紙のロリっ娘が結構ヒット……なのかも? まだ表紙すら開いてないので未知数。でもまあ、ある程度安定して面白ければ……とか。

 黄昏色の詠使いはもう好きすぎて楽しみで仕方なかったので、これから読もうと思います、はい。

 ANGEL+DIVEは一巻の終わりから、まあそれなりに気にはなっていたので、それなりに楽しめて読めればいいなかあ、とか。コレに関しては、ネットとかで面白い面白いって言われつつも、自分の中で微妙に一歩引いて見てる印象があるというか、正直ほんとに未知数。今後次第、といった印象だったので、楽しみといえば、楽しみ。

 コンプは笛零のドラマCD目当てで。電撃文庫マガジンは禁書もそうですが、定期購読なので普通に購入。まだ開いてませんが、今回もイカれた「境界線上のホライゾン」コーナーとか期待。もう来月に発売かあ……ひっさびさの川上氏の川上世界小説なので、楽しみすぎてしょうがないです。またマグマ溢れててセメント全開な掛け合いがみられるとかもうね……!

 お兄ちゃんなんて〜〜は、同人誌ですね。コレも上記のメロンでツバつけてた同人誌。有明で買おう……とサークル名をいくつかチェックしていたのですが、そのチェックリストを地図に書き込むのを忘れていたという失態を犯したので、仕方なくメロンで購入。
 こっちは早速読みましたが、いやあ、大変けしからんです。
 ひょうちゅうちゃんかわゆす。麗の次に好きです。いやもうほとんどイコールのような気がしなくもなく。麗が年齢的に自粛をかける反面、六女である氷柱はもう立派なレディだから食べて大丈夫デスヨネ? とか思ってる俺がいるあたり、北神は死んだほうがいい変態紳士だと思います。


 あと、ヨドバシ梅田にて、今まで使ってきたイヤフォンの跡取りを1480円のを購入。
 いやあ、相変わらずこのタイプのイヤフォンは凄い。全然耳が痛くならないし、聴こえが実に良いのです。もうコレに慣れちゃったら他のタイプのは使えんよなあ……
 あと、shanaさんに見せてもらったEeePCが素敵すぎたので、みてみたりとか。
 コレは、九月に買うかもしれんね……箱○は……どうしよう……問題はLIVE環境がどうなのかなんだよなあ……工事とかも要りそうですし……うーむ……


 まあ、そんな感じで本日使った金額、約7500円。うぼあ。