禁書目録ポーカー

 メタルギア検定をプレイし終えた後、どうやら早売りしてたらしい「とある科学の超電磁砲」二巻の初回限定版を買いに行きました。
 ついでにスリーブ購入して、家で吟味。

 これは、普通に面白そうじゃね……?

 そんなわけで弟とプレイしてみる。
 とりあえず、普通に誘うだけでは興味を示さない愚弟なので、じゃあ点差で罰金付けようぜということで、目の色血走らせマッチスタート。

 ちょいまち汝、禁書目録愛読者だろうに、ちと卑怯じゃあるまいか。
 いえ、そんなことありません。
 例えば、ビリビリの効果は「山札からカードを二枚引く」とかです。
 ……って、そりゃポーカーかよ? ってな話ですが、これが滅茶苦茶熱い。

 自分用メモも込めて、ルールを噛み砕いてみます。

 このゲームはポーカーの中でもホールド制なのですが、手札のチェンジという制度はありません。
 ゲームスタート時にシャッフルした山札から五枚ずつ配り、その中から数枚のカードを選んで捨てる、否、選んだカードの効果を左から順番に使用する。
 カードの効果は大雑把に、

・山札からカードを引く
・カードをホールドする
・スーツか数字を選び、捨て札から手札やホールドに加える
・相手のホールドや手札からランダムに一枚奪う

 といった所。大体、付属効果として山札からカードを引く、があったりします。
 それを交互に繰り返し、チェンジする機会は三回与えられ、一度目は一、二度目は二、三度目は三枚のチップを払います。
 初期の手持ちチップは五十枚。ただただ減っていくのみで、増えることはありません。
 三度チェンジフェイズを終えると、五枚までのカードをホールドし、ショウダウン。役が強いほうが勝ちです。
 負けた方はチップを五枚払い、更にルールシートに記載されている役の点数分布に従い、買った役-負けた役に出た数だけ余分にチップを払います。
 ショウダウンが終われば、手札、ホールドカードを捨て札に送り、シャッフルなどすることなくそのまま山札から五枚ずつ配って次の勝負に移ります。実際プレイしたら、つい捨て札を山札に戻してシャッフルしがちですw
 それを幾度か繰り返し、相手のチップを丸裸にすれば勝利です。

 また、途中で山札がなくなった場合、捨て札のカードをシャッフルして山札とする、あるいは「冥土返し」をチェンジ時に使って「捨て札を全て山札に戻し、シャッフルしてから山札から一枚引く」というのもあり。
 自分の欲しい札が捨て札にある場合は、意図的に狙うのも有りですね。神崎の効果「スーツか数字を選んで、山札から選択したスーツや数字が出るまで捲り、手札に加える。外れたカードは全てトラッシュ(意訳)」とのコンボにもつかえそう。

 ホールドは、ショウダウンの時に必要なので早めに確保するのもありっちゃありなんですが、インデックスの効果「相手の手札かホールドからランダムに一枚選んで自分の手札に加える。相手は山札からカードを一枚引く」という使いまくったら「自重しろ」といわれんばかりの友情崩壊カードがあるので、ブラフを潜ませるのもありっちゃありなのですが、最終的に相手がインデックスを使わなければブラフを抱えたままショウダウンしなければいけない、という泣き所もあるっちゃあるわけで……

 二度対戦を行って、どちらも北神が序盤は有利に進め、中盤で勝負が分からなくなり……といった感じで進んでいき、結局、一度目は負け、二度目は勝ちました。
 レートに関しては、「勝ったら300円罰金。んでもって、勝った時に自分が残っているチップの数*10円を罰金上乗せ」というルールで行っていたのですが、それで行くと結果、110円浮き。
 しかし、よく考えると、ノーチェンジで完封した場合で800円かと考えるとどうなんだコレ、と思わなくもないですが、まあ楽しけりゃいいや的な。

 とにかく、コレはファンアイテムとして腐らせておくにはあまりにもMOTTAINAIと思われます、マジで。
 夏にみんなでプレイしたいなあ……

「とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲2『禁書目録ポーカー』同梱版「とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲2『禁書目録ポーカー』同梱版
(2008/06/10)
鎌池 和馬

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