楽しいホラーの楽しみ方

 日本語が不自由な方ですかと尋ねたくなるタイトルですね。


 今回は前編的な。いや、このエントリはこの記事で完結しますが、とにかく前編ということで。

 昨日や、それ以前に書いた気もしますが、北神はホラーをあんまり楽しめません。
 というのも、なんというか自分はフィクションにおける「怖い」という感情が希薄なんじゃないかなあ、と。Missing全巻読破しましたが、Missingスレの住民は怖いグロいと盛り上がってる中、自分は「そうだったかなあ」と眉をひそめてみたり。人間が一番怖いですよね。
 ところで、ホラー映画とかであるバン!!とか大きな音を立てていきなり幽霊だったりゾンビだったりが出てくるのへ「うをっ!?」となるのは、正常な人間なら「反射」でなると思うので、怖い、に含まないことにします。あえてソレを含むとしたら、そのシーンを過ぎた後も頭の中にこびりついてモヤモヤするとか、そういう場合。

 さて、こういう風に書くと、なんというか「ホラーとか言ってるけど別に怖くないしwwww」だとか「ハバネロ辛いとか言ってるヤツ味覚障害だろwww」みたいな、上から目線の優越感的記事に見えなくもないですが、自分の心境的には、全く逆だったりします。

 だって、怖いからホラーであり、怖がる為にホラーを観るというのに、怖がることができなかったら、もったいないじゃないですか。物語における、最大のウリを楽しめないんですもの。こんなにもったいないことはない。

 しかしながら、自分が昔からホラーが「得意」だったかといえば、そうでもなく。小学校の頃にやっていた「らせん」なんかはめちゃくちゃビビってた記憶はありますし、忘れもしません、小学校の頃、日曜日の昼にやってたホラーモノでピエロが追いかけてくるホラーなんて今でも「ピエロだけは苦手分野」という印象を自分に与え続けています。あの日、食べていた昼食はたこやきでした。それすら覚えてるくらい、自分にとってピエロは鬼門のようです。アレ以来、ピエロが「怪物役」として出てくるホラーモノを観た記憶がほとんどないけど(意図的に避けているというわけでなく)。マイナーなのかしら。

 あらためて「黒水村」を読んだ時に、再三にわたってホラーについて考えたのですが、小説という媒体に於いては、自分はどうあってもホラーを楽しめないかもしれない、と思ったり。
 というのも、自分は文章を脳内でシーンとして映画のように再生することを、あんまりしないんですね。
 文章を想像で映像とするより、想像を情報に置き換えて脳に留める、というか。セリフとか、心境描写とかになると、脳内に巣食ってる音声変改ジェネレーターが駄目絶対音感に従って声優ボイスで流れるのです。まあ、情報って言い方をすると淡白に思えるかもしれませんが、ラノベとかでも結構簡単に涙腺決壊する人間なので、それなりに吟味してるとは思うのですが。

 ……という感じで、とりあえずここ最近、胸に秘めていた言葉は大体吐き出したのではないかとか。
 ここから先は地雷バトン的なものと思ってコメント欄にでも書いていただければ、とか。

 あなたのホラーな所見

Q.1 あなたはホラー作品をよくみますか
Q.2 あなたが主にみるホラーの媒体を教えてください
Q.3 ホラーといわれて、何を想像しますか 複数回答可(例:幽霊・廃墟・吸血鬼・ゾンビ)
Q.4 あなたのホラーの最高傑作はなんだと思いますか
Q.5 あなたはホラーが平気ですか、苦手ですか
Q.6 あなたはホラーが好きですか
Q.7 ホラーについて、好きに語ってください

 七問ってえらい中途半端だなー、とか思いつつ、今考えて今書いて今投稿なんて所業を行ってるので、あんまり深く考えちゃいけないですよ? あと、Q.7は無視していただいても。
 後編の内容としましては「楽しいホラーの書き方」ということで、自分が一年ほど前に考えた「ホラーってどう書けば良いんだろう」ということについて考えたメモ的なものでも。
 まだ一文字も書いてませんが、ここいらで自分の創作に関するネタの作り方なんかも公開するやも。まあ、そんなたいしたものではないですが。

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