空の境界 痛覚残留 観てきました。
_ ∩
( ゚∀゚)彡
⊂彡
……すみません、ちょっと部屋から出て行ってくれますか?
大丈夫、五分……いえ、三分ですませますから。
……ふう。
今、無我の境地とか明鏡止水とか、俗に言う『賢者タイム』状態です。
◇空の境界 痛覚残留 ☆☆☆☆★
……むぅ、全七章の中で一番好きで好きで好きで好きでしょうがない作品だと、ほかより厳しい評価になるのか(それでも四つ半ですか)。
まず、例によって不満点など。
原作冒頭における、おそらく『冥土返し』(ヘヴンキャンセラー)のパク……元ネタである医者の削除……は、実はそんなに不満ではなかったり。削るならあそこだろう、というのももちろんありましたが何でかしらね。
それよか、原作ラストの「藤乃の主治医も心配していた」「心から安心してるみたいだった」この救いがなかったのが、やっぱり残念だなあと。
らっきょより後に描かれるFate/stay nightで桜が救われた(救われすぎて罪もクソもねえ状態)こともあって、桜アンチがえらい勢いで湧いたのを教訓にアレ無くしたのかなあとの考察なんかもありますが。
かくいう私も桜嫌いでね。藤乃は一番好きだけど。下手すりゃ型月キャラのなかで一番。
しかし、予想以上に能登の熱演が良かった、というのが印象深い。崩落する橋での心象の吐露は心にずしん響いてきますね。
そしてまた不覚にも襲ってくる涙腺。
ココロを動かされるという感動はするかもしれんと思ってましたが、俗語としての感動を味あわされるとは……俺はどんだけ緩いんだと。
パンフで菌糸類も言ってましたが、
「いや、あの橋は壊せないよっ!」
ただ、あの規模の橋になるなら原作の「ありもない不満を云々」も、不満あったんじゃなかろうかと思ってしまう件。
「もう橋なのか見本市なのかわからない」とかなんとか書いてあった、橋に店が立ち並ぶ風景は、まあ却下なんだろうなあとも。
アレは浅上と橙子さんを関係づける要素として入れられたファクターですが、まあ無視してもなんとなく「橙子さんだから」で済んじゃう感じがするので削られるわなあ、と。
時に、自分の想像してた「赤と緑の螺旋」なのですが、劇場版でああなったモノもまた、一つなのですがもう一つ、藤乃の視野に入れたものを曲げるという観点から、対象に赤と緑の螺旋が巻きついていて、それを締め付けることで歪曲させる――といったイメージもあったのですよ。それを切るのは、歪曲の死を視認した後に
ところで。
パンフをパラパラ捲ってると「いかにヌけなくするか」なんて書いてありましたが、アレ甘いですよね。
あやかしびとの東出さんも昔言いましたよ。
「我らオタク。絵がなくても萌えるのは京極堂シリーズの久遠時さんで実証済みよ」(ログが多すぎて漁りきれず。原文じゃないです)
そんな北神さんに絵なんて、まして断片的な動画なんて見せちゃったりなんかしたら……ねえ?
うぅむ、痛覚残留観たら、前々からふとタイトルだけが頭にこびり付いて、そのクセ全くビヴィジョンの見えなかった
「浅上藤乃の凶る凶る(ぐるぐる)日記」
の構想を練るかな……とか。
まともな内容を考えてたのですが、もっと軽くギャグ調にも見えるようにFate/hollow ataraxiaの、藤乃が元ネタである桜の話である『間桐家の人々』の改変とかにしようかしら。
『血呼』は型月とかな小説を置く場として開設したわけですが、etaFスレの投稿ネタが一番最初に出来上がって、『峠に消ゆ……』をひとまず置くための場所として作ったものですし、いっそ原点回帰……とは趣が異なりますが、etaFスレの方法に則った書き方をするのも一興。
ところで、テアトル梅田からの帰り道でふと、
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
爽やかな朝の挨拶が、澄み切った空にこだまする。
中略
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服(カソック)。
小略
ここは私立礼園女学院。
東京都下。三咲の面影を未だに残している緑の多いこの地区で、神に見守られ、幼稚舎から高校まで一貫教育が受けられる乙女の園。
『藤乃様がみてる』
……あれ? これ、どっちかってと『皐月センセがみてる』じゃね?
むしろ語り部を黄路美沙夜に据えた『お兄様がみてる』でもいいけど。
まあそんな感じで。
話変わって『魔法使いの夜』(以下「まほよ」)の突然すぎる発表。
落ち着いてきたのでちょいと。
媒体はエロゲーじゃないんじゃないかとか思い始めてる俺。寧ろ願望。小説で出して欲しいなあ、とか。もうコレを伏線に『girls work』出せばいいじゃない、とか。
ちなみに『girls work』とは、TYPE-MOONの会社名であるノーツが商標登録に出している、『新作ではないか?』と噂されている作品です。出るかもわからないし、どんなのかも一切わからない。名前だけの存在。
まあそれは置いておいて、「まほよ」における根拠ですが、今ファンに明かされてる「まほよ」の設定として、
・主人公は蒼崎青子
・そしてその当時、青子、花の16歳
まあこの二つ。小説だったら大丈夫でしょうし、ウソツキ星の菌糸類の王子こと奈須きのこなので設定変更をするかもしれません(旧Fateの主人公は沙条綾香♀さんですし。セイバーも男でしたし)
まあ、それはそれとてエロゲだった場合、久遠時さんとヤれるんですね? あと橙子さんとも。橙子さんが受けであることに違和感を感じざるを得ませんが、あの頃の橙子さんはグレる直前でいいや。まほよでどんどんグレてくんですよ多分。
しかし、それだとまほよは病んでる率がすごいことになるんじゃ……とか。
橙子さんは恩師だったおじいちゃんをぬっころしますし、語り部である草十郎を監禁(?)したり。
青子は青子でその草十郎をまほよ後に首輪つけて飼ってみたり。
久遠寺さんちの有珠さんは青子に草十郎の抹殺をそそのかしてみたり、橙子さんを青子と共謀して三咲町に入れない、封印指定である超一流魔術師である橙子さんをして、今もって回呪できない呪いをかけてみたりとね。
まあこれだけネタが割れてる作品をどう料理するのかは見ものです(ラスボスが橙子さんじゃなくなる可能性も出てくるかも?)が、しかし俺の生涯の夢の一つである、
「型月の会議室に置いてある、魔法使いの夜と氷の花を(できれば正規ルートで)読みたい」
が期せずして、形は変わるも叶うかもしれないというのは、もうそれだけで感無量です。生きてて良かった。
(できれば正規ルートで、ってのに引っかかりますね貴様)
http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20080404
また、こういう情報もありますが、ここの情報はある程度の信憑性は保障されますが、外れることもあるのでどうにも。
……ところで。
すみません、もう一度、部屋から出て行ってもらえますか……?