パンドラ買えた

 昨日、書店を梯子して手に入らなかったんですが、今日になってようやく手に入りました。
 講談社のメルマガにも二月四日創刊と書かれているのに、書店に入ったのが五日とか。
 大阪なのにこの有様。2chの太田スレ内の報告によると、東京でも16時の時点で荷卸てたみたい。なんぞこれ。

 ……んで、とりあえずらっきょのインタビューと流水大賞の座談会だけ読んでたんですが、この座談会、めちゃくちゃ面白い。応募作について語ってるんですけど、なるほど編集さんらしい意見もみえ、普通に読める座談会……で終わるわけもなく、というか、この賞に送ってくる作品のカオス的ぶっとび度が凄まじい。
 おもわず「ねーよwww」と言ってしまいそうな唐突さというか、こんなトコに送るような人なんだから講談がリリースし続けた新本格を読み漁って脳がお召しになさった方(褒め言葉)が投稿してるんだろうなと思いきや、その方向性を皮肉でも褒め言葉でもなく悪い方向に傾けてしまったというか、そんな作品がめだったとかなんとか。
 送られてきたのが27作ということで、数千作送られてくる下読みで大抵弾かれて編集の目にすら留まらない電撃にくらべ、最初から編集が目を通すこの賞だからこそそういった実態が浮き彫りになった実例というか。
 ……ただ、この座談会で概要を聞く限り、いくつかはちょっとネットで公開してくれといわんばかりのあらすじがなんともソソります。
 あと、応募作の中に「ピンクダークの少年」ってあったのですが、これはさすがにマズいだろうw
 初版の事情であまり話せないと濁され、また、ペンネームも変だったとかいう言質に、その方はアラキヒロヒコとかキシベロハンとかそんな名前で送ったんじゃないかと妄想が止まりません。読ませろ。