明日は

 というか、今日には電撃早売り出てるかなー、と書店を覗くと、どこも軒並みバツだったので、明日に回りそうです。
 そんなわけで、明日は実に二年ぶり(発行年月みたらまさに二年ぶりだった)にタザリア国物語が発売です。
 当時、ヤンデレという言葉が浸透していなかった(そもそもなかった?)時代から、ツン10デレ0のヒロインとして物議を醸したタザリア国物語。タイトルは炎虐の皇女。まさにリネア様でしょう。
 この作品をよく知らない方のために、簡単に物語のあらすじを説明しますと、
(若干のネタバレ含むので、一応伏せ)
 風邪で喉を一時的にやられた、小さく、聡く、剣の才に長けた(後に発覚)スラム街のストリートチルドレン、ジグリットは、タザリア国の愚図で弱虫皇子ジューヌに瓜二つという容姿を見初められ、いつかジューヌが殺されそうになったときの影武者として殺されて来いと宣告されたも同然な要請の許、銀貨をいくつか(ここうろ覚え)を同郷のストリートチルドレンに渡す事を条件に、お城へ奉公する事になる。
 そこでジューヌと、その姉であるリネア様と一緒に一流の教育を受け、リネア様に酷いイジメを受けながらもその隠れた才を開花していく。
 ある時、ジューヌと共に戦へ向かった際にジューヌは戦死。ジューヌの影武者になることを条件にタザリアへ奉公したジグリットはこのままでは殺されてしまうということで、まさにジューヌの身代わりを演じるのであった。
 城に戻ったジグリットは、出ぬはずの声(ほんとは出てたんだけど、当時都合がいいので黙ってた)で応答するジグリットに、国中の誰もがジューヌと疑わず、あらゆる才に秀でたジグリットの死を嘆いた。ただ一人、ジューヌとジグリットを苛めて楽しんでいたリネアだけは、本当に死んだのはジューヌだと気付きながら。