このラ雑感と本日の購入物

 本日の購入物

 まりあ†ほりっく2 遠藤海成
 ばいばい、アース? 爪先立ちて望みしは 冲方丁
 このライトノベルがすごい!2008

 
 そんなわけで、このラ買ってきましたよ、と。
 順位の方は、こちらのサイトに載ってましたので適当に参照
 

 さて、

 俺が入れたヴェロシティとシュピーゲル惨敗wwwくやしいのうwwwくやしいのうwww

 しかし、黄昏色の詠使いが9位に入るとは思わなかった。だって、今月四巻目が出たのに、まだ細音スレは1つ目なんだぜ? でも嬉しい。
 また、今回の一位がアレとはなぁ、と。
 や、自分は読んでるわけではないので、どうこうと言える立場ではないのですが、前三回分見直しても順位の芳しくなかったアレが、急に一位ってのは、や、意外や意外。
 どこかのインタビュ−で、そろそろ終わらせる、と本人が言っていたので、それに向けての盛り上がりが功を奏したのかな、とか。
 男性キャラ部門で、たしか2005年版に彼は二位を取り、その後もまいかい五位圏に食い込んでいたので、キャラ人気には文句なしですが。

 トップ10を見渡すと、もはや常連となりつつある面子が並び、正直なところ「新規開拓」の面ではスパイスが足りないかなぁ、とか。まぁ、今年既に100冊以上読んだバカが言うのはもはや筋違い甚だしい気もしますが。
 月に2、3冊以下の人が見る分には、十分その価値はあるでしょうし。

 で、トップ10の中で気になったのが、「バカとテストと召還獣」。コレ、結構前から面白い面白いと言われていたので気になってたのですが、丁度その時期「黄昏色の詠使い」と冲方読むのに必死でスルーしていたのですが、ランキン入りするほど盛況してたのか、と。
 今度探してみようかしら。
 ―――と、一冊でも思えるようになったのであれば、これ買った価値はあるよなぁ、と。

 2005の時はそういう発見が沢山あって、ネットもみてなかった時期なので――確か当時ラノベ読み一年生だったので年間80冊くらい読んではいましたが、開拓も全然及ばずうっぷうっぷしてた時期――、その新しいものを探す楽しさたるや、紹介文を読むだけでわくわくしたものです。

 また、今回はウェブ投票にも参加していたので、自分の書いたコメントとか載ってるかしら? なんて思いながら読んで見ると、二つほど紙面に北神隼人の文字で陵辱しているのを見るや、うぼぁ……と思いつつも、嬉しかったり妙にハイな気持ちです。
 ちなみに、自分が投票やらした時に書いた日記のエントリはコチラ

 改めて読み直してみると、ハルヒの順位は下がらなかったなあとか、結構予想通りな展開になりつつも、一位の作品はアウトオブ眼中だったあたり、まだまだか。
 ……や、冲方の作品はマジでオススメしますよ?
 目利き枠で作家の秋津透氏も一位に冲方挙げてますしっ!

 話し変わって。
 ここ数年でラノベは売れるという風潮からか、新規レーベル参戦が如実に目立ってきましたね。
『2005』当時、新規参入なんてものはありませんでしたし。
 電撃、富士見、角川の三本柱に、ファミ通ダッシュが追随する形で作られていた構造が、ガガガ・ルルル、HJ、GA、MF(MFは当時からありましたが、ゼロが出てきてようやく勢いがついてきた段階)と参入していき、しかし、ここらへんの迷走が目立ちます。
 ガガガはエロゲライターを起用するのが多いので、それの信者が勝手に買ってくれるのを除けば、今のところ目立つのはツカサのLight×Rightくらいしかなく、HJにしてもMFにしてもレーベルを支える一本柱があっても、それ以外は有象無象といった印象で2chでもまともに単独スレも立ちません。

 電撃の攻撃的で挑戦的な「よろず」とでも言うべき、既存の王道を突破すべくマニアックなのか本当に需要あるのかさえ分からないような方向性とは別の意味で、これら新規レーベルは「よろず」的な本の出し方をしているのですが、それがどうにも手探り感が否めず、方向性が見出していないというか。

 まぁ、ノウハウが築かれていない、という点では仕方なくもあるとは思うのですが、例えば経験論としてブログなんかで言わせてもらうと、最初から方向性を決めて、それに准じて更新しているブログのは、(主にもよりますが)ヒット数はともかく、客層が安定している。この中でヒット数が多いものが大手となっていき、中くらいでもそれなりにヒット数が稼がれています。

 自分の場合、そこらへんの方向性を気にせず好きに日記やブログを更新しているので、あんまり見られることはないのですが、自分もそういう事考えてブログ書いてりゃ良かったなぁ、とたまに思ったり。

 そんな迷走も、三本柱が強すぎるせいもあるんでしょうが、足場を早く固めて業界全体が面白くなればいいなぁ、とか考えつつ。まぁ、ここには一人、電撃の三木氏みたいな編集が一石投じられたらまた変わるかもしれないなあ、とか。