無題
そのマンションの一室に住んでいるのは、とある女性。
そしてその部屋に、かの女性は既に死亡している。
ドアに『・’』の文様が刻まれているのがその証拠だ。
ドアを開く。――その中にあるモノに、漠然とながら気付きながら。
一般的なマンションの構造。
廊下。入ってすぐ左に四、五畳程度の小部屋。
廊下の先に続くのは団欒の象徴であるリビング。
リビングから直接繋がっているダイニング。
小部屋に入る。
そこにあるのは、絶望を体現したモノでなく――
中学校時代からの友人二名。
よう、なんて気軽に声を掛けてくる。
呆然。
と同時にドアを閉じる。
廊下を歩く。
先にあるのは開けた一室。畳張りの二十畳。
広い畳の上を歩きながら、襖を開けるとこれまた広い和室が体現。
中学時代、方や小学校時代の友人あわせ二名と遭遇。
おう、なんて気軽に手を振ってくる。
前途の事で、もう驚かずに手を振り返す。
連中はと、先の二名の事なんか訊いてみる。返答は忘れた。
奥の部屋を曲がりその先の部屋にて、親父さんが新聞片手に此方を認めるとウンと唸り新聞へ注意を戻す。
更に向こうで奥さんがキッチンで大根なんか輪切りにコトコト。
居心地の悪さなんか感じて、無造作にたたんでる布団に仰向けにダイブ。フゥとため息なんか一つ。
――と、そこに柊つかさが登場。
横にポテンとうつ伏せに同衾。
つるぺたな胸をどうにか此方の腕に当てる程度の位置にモゾモゾ移動し、チロチロと舌で懇願。
なんか流れでちゅっちゅする俺。
「どしたん、今日は」
「んー、あんまり○○○○じゃないと、○○○○よぉ」
セリフそのものは覚えていないが、意外と辛辣な事を言われる。
あれ……こういうこと言われますかここでも。
酷くつかさの舌が熱かったのは覚えてる。
―――そこで夢から醒めた。
Q.……あの、最初の女性はどうなりました……?
A.知りません。夢は全ての伏線を台無しにします。というか俺が聞きたい。
何か知らんが、大層惜しい事した。色んな意味で。
何か衝撃的過ぎるから思わず淡々とかいちゃったくらいには!
引くな。最近つかさで妄想してないんだ、信じてくれ。
え、最近? もっぱらこのか&せっちゃんで合わせ貝とかですよ(わかったからもう黙ってろ
またこんな時間に寝ちまったから、この晩は一睡も出来ない事が確定しましたよ。
というか、ここ数日ずっとそうですわ。
明日あたり病院行こう。この体直すために睡眠薬か精神安定剤処方してもらわないと社会から殺されるよ。
あ、なんかメンヘラっぽい日記になってしまった。ぽいというかそのものだろうか?
や、大丈夫ですよワチキ素面アルネ。
あとゆりしーみたいな暗号も縦読みもないよほんと!